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水槽レンタル業者がおこなう水槽メンテナンス方法とは

水槽レンタル業者=水槽掃除のプロ。

水槽を保有またはこれから保有する方にとって、私たちプロがどのようにして水槽を美しく管理するのか気になりますよね。

では、水槽レンタル業者はどれくらい時間をかけ、どのような水槽メンテナンスをしているのでしょうか。

じつは、30センチ水槽なら1時間もかかりません!!

えっ!? それで綺麗になるの?? と思われるかもしれませんが我々プロにとっては1時間あれば美しく管理することができるかつ、飼育生物への影響を最小限にすることもできるベストメンテナンス時間なのです。

では、水槽レンタル業者が行う水槽メンテナンス方法を解説していきましょう。

今回は30センチ水槽で解説していきます。

水槽メンテナンス方法1 水槽内と水槽機材確認

作業時間: 5分

はじめに水槽内の下記3点を確認します。

  1. コケの生え具合
  2. 水の透明度
  3. 魚や水草などの生き物の状態

この3点を確認し問題が見受けられなければ、次に機器類の確認を実施いたします。

機器類を確認するポイントは下記5点です。

  1. ろ過器内のろ過材に汚れが詰まっていないか
  2. ろ過器から排出される水流が弱くなっていないか
  3. 水温機器(クーラ-・ヒーター)は設定温度を指しているか
  4. 水が漏れている場所はないか
  5. 漏電している場所はないか(触るとビリビリするなど)

水槽内と水槽機器類を確認終了し特に問題が無ければコケ取りへ移りましょう。

なお、ここまでで何か問題がある場合はそれに応じてメンテナンス方法を変えていきます。

今回はここまで問題無いということで進めていきます。

水槽メンテナンス方法2 コケ取り

作業時間: 10分

コケ取りは3つの方法を使って実施します。

コケ取りポイント1 ヘラによるコケ取り

製品自体がプラスチックよりやや柔らかい通称デルリンというポリアセタールという素材からできており、水槽をキズつけにくく水槽の曲面に対ししっかり密着しコケを落とすことができます。さらに、ヘラ本体は白色のため水槽にあてるとコケを見つけやすく効率よく除去することができます。

ヘラの使い方ですが、はじめに水槽面と砂の隙間に差し込み隙間に付着する汚れを落としていきます。正面だけでなく、側面や背面から水槽を観賞する場合は観賞側も実施します。

ヘラを使用する注意点ですが、ガラス水槽の場合は水槽のガラスとガラスを接着しているシリコンを傷付けないよう注意してください。シリコンを傷付けてしまうと水漏れの原因となってしまいます。

ヘラの掃除が終了したら次はスポンジでのコケ取りに移ります。

コケ取りポイント2 スポンジによるコケ取り

レック株式会社が1999年に激落ちくんという商品を発売してから水槽掃除の必需品となったもの、それがメラミンスポンジです。硬い頑固なコケを除去する時間が飛躍的に早くなりました。

使用方法は、力を入れやすくするため5センチ程度にカッターでカットして水槽面を落としていきます。水槽面だけでなくヘラでできなかったシリコン部分やヒーターやろ過器などのコードやパイプも落としていきましょう。

メラミンスポンジの注意点として、とくにアクリル水槽はかならず水中で使用してください。水槽が乾いた状態でメラミンスポンジを使うと細かい傷を付けてしまい白く変色してしまいます。気をつけましょう。

コケ取りポイント3 手によるコケ取り

最後に水槽面を手でこすりヌメリがないか確認します。ヌメリがあったらコケが取れていないということなのでスポンジで落としましょう。

以上でコケ取りは終了です。

水槽メンテナンス方法3 換水作業

作業時間: 10分

ホースポンプを使用し水槽水量の30~40%を抜いていきます。

60センチ(w600×d300×h360)なら水槽水量は約65リットルなので、20程度抜いていきます。水槽のコケが多い時や汚れが激しい時はこの水を変えるパーセンテージを上げていきますが、どんなに多くても50%以上換えることは控えてください。

水を抜きます。

水を抜く道具はホースとバケツを用意し抜いていきます。底砂を掃除する場合はクリーナー清掃といって底砂を掃除する専用道具を使用し底砂を清掃していきます。

底砂を清掃する際の注意点として、水槽底砂面積の半分程度清掃するだけに留めましょう。水槽底にもバクテリアという水質浄化生物が住んでいるので、必要以上に吸い取ってしまえば逆効果となってしまいます。

底砂を清掃しない場合は、水草水槽なら水草をかるくたたくようにして水草に絡まったゴミを吸い出しましょう。海水魚の場合はライブロックの表面のデトリタスというゴミを吸い出します。

水を注ぎます。

水槽の水温に合わせた水道水をバケツに用意したらカルキ抜きを使用し塩素を抜きます。水を注ぐ際は、片手でバケツを水槽に引っかけてもう一方の手を水槽内に入れて注がれてくる水を受けましょう。そうすることで、水槽底砂を舞い上がらせることがないため水の濁りを防ぐことができます。

規定線まで水を注いだら換水作業は終了です。

水槽メンテナンス方法4 レイアウト

作業時間: 10分

水草の植栽やサンゴの追加、場所移動などはここでしていきます。水草のトリミングはここでしても良いのですが大きくトリミングする場合は水草のゴミが水槽内に舞ってしましますので換水作業の直前にやるのも良いでしょう。

また、レイアウト素材を大きく動かす、そもそもレイアウト構図を変えるなどの大幅なレイアウト変更をする場合はコケ取りする前に素材を水槽外に取りだし、このレイアウト工程時に水槽内に戻すと効率良いでしょう。

レイアウトが終了したら仕上げに移ります。

水槽メンテナンス方法5 仕上げ確認

作業時間: 10

最後に水槽台も開けて下記確認作業を実施します。

  1. 水槽内の魚が元気に泳いでいるか
  2. ろ過器から排出される水流が弱くなっていないか
  3. 水温機器(クーラ-・ヒーター)は設定温度を指しているか
  4. 水が漏れている場所はないか
  5. 漏電している場所はないか(触るとビリビリするなど)
  6. すべての機器類は電源が差してあり作動しているか。

以上問題なければ水槽メンテナンスは完了です。

まとめ

いかがでしたか。

今回は30センチ水槽でご説明しました、メンテナンス時間は45程度です。

世間一般では水槽の掃除というのは1日仕事と思われている方が多いのではないでしょうか。なぜなら水槽の魚や砂などの中身をすべて取り出して水槽を丸洗いするのが良いという考えが浸透しているからです。

しかし、残念ながら水槽を丸洗いする方法は飼育生物にとって最も負荷がかかるメンテナンス方法で我々プロでも極力避けるものです。

確かに丸洗いすれば綺麗になるでしょう。でもそれは人間からすれば綺麗ですが魚や水草などの飼育生物にとってはどうなのでしょうか。今までなじんでいた飼育水がすべて変わる。つまり環境が100パーセン変わってしまうため適応できず最悪死んでしまう可能性があるのです。

これを見た皆さんは、今日から面倒で1日がかりのメンテナンスを45分で美しく管理できる方法を実践してみてください。

その場合は2週間に1度はメンテナンスすることをオススメしますよ!!

では、素敵なアクアライフを!!