水草水槽のレイアウトを作り上げるにはお金が掛かってしまうと思われがちですが、お金をかけない方法もあります!!
水草は安い物だけを使用し、装飾品等もなるべく自分で揃えましょう。
今回は安い水草の紹介と、装飾品の調達方法を紹介していきたいと思います。
↓↓↓水槽レイアウトに関する記事はこちらから↓↓↓
安い水草厳選3種!!
比較的流通量が豊富で値段が安い水草を3点紹介します!
安い水草その1 アナカリス
別名、オオカナダモとも呼ばれる、透明感のある緑が美しい金魚藻として有名な水草です。
凍結さえしなければ、冬場に、たとえヒーターが無い水槽でも枯れない強靭な水草です。そのため、ヒーターを使用しないことが多いメダカや金魚の水槽にもよく使われます。
元々は南アメリカ原産の水草なのですが、その強靭さの為、日本中の湖沼で大繁殖し大きな問題となっています。
増えすぎたアナカリスが船のスクリューに絡まったり、増えすぎて腐敗し、悪臭を発生させたり…
そんな迷惑者のアナカリスですが、水面まで伸びてくると、水上に白い美しい花を咲かせることもあります。
育成は容易で、中性からアルカリ性のpHに適応し、比較的硬度の高い水質を好みます。
酸性の水では、頭部の萎縮などの症状が起こりやすくなってしまいます。
また、アナカリスはコケがつきにくい水草でもあります。
ただ、そこら辺に生えているからといって、採取して使うことはお勧めしません。
雑菌や寄生虫の温床となっている為です!
安い水草その2 カボンバ
ハゴロモモ科の植物。金魚藻として有名でフサフサした葉が人気の水草です。
見た目の良さから金魚のエサや水質浄化、観賞用として金魚鉢にも多く使用されます。
ガボンバと金魚の相性については、こちらの記事で詳細をご覧ください↓
葉序は通常対生、葉の全体の形はは半円形から円形。葉は基部から5つに分かれます。
葉の各部分はそれぞれ2~3つに幾重にもフォーク状に分かれます。
極端にpHが低い水槽だと葉っぱが溶けてしまうこともあります。
しかし、若干の硬度も必要なので大磯砂などで飼育するのが良いでしょう。
水中では枝分かれにより増え、他の有茎草同様にして増えた部分を切り取り、差し戻します。
カボンバの仲間は完全な沈水性植物で水上には出ませんが、水面近くまで育成していると5mmぐらいの小さい花を咲かせる場合があります。
基本的に丈夫な種類ですが、水質や水温の急変によってダメージを受けると葉っぱがバラバラになって散り、枯れてしまうこともありますのでお気を付け下さい。
安い水草その3 マツモ
金魚藻としても知られ、水草や熱帯魚を知らない方でもその姿は見たことがあるであろう、馴染みの深い種類です。
フサフサとして透明、緑色で尻尾のような姿です。草自体も非常に丈夫で、育成も簡単です。
何よりその水質浄化力は非常に強力で、ろ過器の付いていない睡蓮鉢飼育では非常に重宝します。
また金魚藻の名で知られる通り、草食性の強い金魚などの魚には食べられてしまうこともあります。
元々根を持たず、浮いたり何かにひっかった状態で育つ草なのでベアタンクへの使用も可能です。
茎を深く底床に差し込んだり、おもりを使用して沈めることで、レイアウトに使用することも可能です。
さらにマツモのそのフサフサな形状は、メダカの産卵にぴったりです!
水槽レイアウト品を自分で調達しよう!
安く手に入る水草だけではやはり少し寂しいので、今回は”石”を自分で調達してみましょう。
河原に落ちている石であれば基本的に水槽に入れても問題ありません。
とはいえ、100パーセント問題ないというわけではないので、処理方法とチェック方法を紹介します。
1.よく洗浄する
拾ってきた石には汚れや目に見えない微生物が付いてる可能性があります。
しっかり汚れを落としましょう。
2.煮沸させる
もう使わない鍋などを使って、沸騰したお湯につけて消毒しましょう。
10分程度煮沸させれば大丈夫でしょう。
3.天日干しをする
煮沸だけでも良いですが、万全を喫するのであれば、天日干しをしましょう。
日光には殺菌効果があります。2~3日程度行いましょう。
4.水質チェックをしよう
何も入っていない水槽に2~3日漬けてpHを測定しましょう。
大きな変化がなければ問題ないでしょう!!
拾ってきた流木も上手く処理すれば使用できないこともないですが、石に比べて手間がかかります。
さらに、処理をしても使用できないことも多いのであまりオススメできません….
↓↓↓水槽レイアウト・石に関する記事はこちらから↓↓↓
安い水草だけで水槽レイアウトまとめ
↑こちらはアナカリス、ガボンバ、マツモだけを使ったレイアウトです。今回は手に入りやすく、安い水草と自分で石を調達する方法を紹介しましたがいかがでしたか?
お財布にも優しいアクアリウムに是非挑戦してみてください!
それではよりよいアクアリウムライフを!!
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!
こんにちは!
参考になります!
マツモの説明のところに「アナカリスのそのフサフサな形状は、」と書いてあるのが誤植だと思いました!
ご指摘ありがとうございます!
修正いたしました。