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魚の色が薄くなってきた!?熱帯魚や金魚の色揚げ方法を解説!

魚を飼い始めて半年も経つと、魚たちも水槽にすっかり馴染み、餌をねだる行動も見られ始めます。

しかし、購入した時よりも体の色が薄くなってきている魚がいることがあります。
その原因は何なのか、薄くなった体色を戻す方法『色揚げ』をご紹介いたします!

魚の体色が薄くなる原因

実は、魚は赤色を自分の体内で作ることができません。

100%外的要因に頼っています。

餌の色素不足

魚の体色が薄くなる最大の原因として、『餌から摂取できる色素の量が減った』ということがあります。
色素をつくり出しているのは、餌から吸収できるカロチノイドなどの栄養素です。
その量が少ないと、体の色は薄くなっていきます。

照明不足・レイアウトが白い

体の色は、水槽に入る光が減ることで白くなってしまうこともあります。

色素の濃さは、人間でいうところの日焼けのようなものです。人間も、日光に当たらないと、どんどん色白になっていきますよね。

また、魚の体色は、いわゆる保護色です。レイアウト(底砂やアクセサリー)が白いと、色が薄まる場合があります。

金魚のように品種改良された魚も、発色するのは保護色として、です。保護色は環境により変化します。棲んでいる環境が白いと、体色もそれにあわせようとして薄くなっていきます。

ストレス・水質の悪化など

餌・照明などの条件がそろっているのに、なぜか色が薄くなってしまう場合は、『ストレス』が原因のことが多いです。

例えば、水槽の周りで頻繁に振動や大きな音があるとか、体調が悪い水質が悪化しているなどの場合も体の色が薄くなります。

LEDなど、照明が強すぎたり、照明時間が長すぎても、魚は怯えてしまい、ストレスを強く感じることがあります。

突然、照明を強いものに変えるのは避けましょう。

魚の体色を濃くする!『色揚げ』の方法

色揚げの方法1 色揚げ用の餌を与える

魚の体色を構成する色素は、外的要因(餌)から吸収されています。
ですので、巷には『色揚げ用の餌』が多く売られています。

しかし、色揚げしたい色素ごとに、必要な栄養素は変わってきます。

赤い色素を色揚げする餌

  • 赤い色素:カロチノイド、アスタキサンチン
  • 多く含まれている餌:ブラインシュリンプ、アカムシ、色揚げ用の餌など

基本的に、色揚げ用の餌にはカロチノイドなど赤い色素が多く含まれています。
前述したように、魚は赤い色素を自ら作れないからです。なので、金魚のような赤みの強い魚は、特に白くなりやすいです。色揚げ用の餌でなくても、普通の配合飼料にもカロチノイドは多少含まれていることがあります。

彩金魚アスタキサンチン 200g 細粒 沈下性 1.0~2.0 ミシロ エサ

テトラミンスーパー 20G

赤色のもと(アスタキサンチン)は甲殻類に多く含まれているので、色揚げ用の餌には、甲殻類(ブラインシュリンプなど)が配合されています。そのせいか全般的に『こってり』した餌に仕上がっています!

それこそ金魚のような胃腸の弱い魚は、消化不良になりやすいです。消化機能が向上する、水温の高い季節にあげないと、すぐにお腹を壊してしまいます。

また、色揚げ用の餌は、値段がちょっぴり高めです。それらの効率を考えると、実はアカムシやブラインシュリンプを直接与えたほうが良いです。

もちろん、栄養の偏りを防ぐため、普通の餌にプラスしてあげる必要があるので、手間を考えると、手軽さでは色揚げ用の餌に軍配が上がります。

黒い色素を色揚げする餌

そして薄くなりやすい色として、黒色もあります。

  • 黒い色素:スピルリナ、クロレラ
  • 多く含まれている餌:植物性プランクトン、水草、配合飼料など

黒色は主に『植物性の餌』から出来ています。黒色が薄くなってきたら、スピルリナクロレラの配合されたエサを与えると良いです。

ヒカリ (Hikari) 咲ひかり金魚 色揚用 沈下 200g

観賞魚用スピルリナ 20g

この二つは錠剤(サプリメント)を砕いて与える方も多いです。ただし、錠剤は蛋白分が多いので、与えすぎると肥満のもとになります!
植物性の餌は、水草やコケを食べることで補うこともできます。金魚の場合は青水飼育という技もあるくらいに、植物性の餌には色揚げの効果があります。

また、植物性の餌をきちんと食べる子は、病気にもなり難いです!

綺麗な色を保つには、ちゃんとご飯をあげる必要がある、ということですね。

色揚げの方法2 つがい(ペア)で飼う

熱帯魚の色が最も美しく発色されるのは、恋の季節です!

お好みメスが傍にいると、オスの発色は最高潮になります。
しかし、万が一気が合わなかった場合、メスは攻撃されてしまいますので、相性は十分に見極める必要があります。

また、繁殖した場合、子供たちを受け入れる準備も必要ですので、つがいで飼う場合は、飼育スペースと相談して決めましょう。

色揚げの方法3 魚の飼育環境・照明を工夫する

写真出典:東京アクアガーデン

バックスクリーンや底砂を黒い色のものに変える方法もあります。

体色=保護色ですので、周囲が黒いほど、魚は体の色を濃くしていきます。玉砂利よりも大磯砂の方が良い、というような感じです。

また、忘れてはいけないのが、『太陽光』です。

太陽光には紫外線が含まれています。
紫外線から身を護るため、魚は体色を濃くします。人間と同じ仕組みです。

照明の中でもメタハラは紫外線を発するので、太陽光と同じ効果を期待できます。ただし、魚の持っている色素を全体的に刺激するため、予想していなかった色が濃くなったりする場合もあります。

また、アルビノ個体には逆効果ですので、そういう種類の魚が泳いでいるのなら、紫外線照射は控えたほうが良いです。

そして、太陽光といえば、『コケ』が水槽に生えてくる要因です!

コケを抑制しつつ太陽光を取り入れるのはなかなか大変です。さらにアクリル水槽の場合、太陽光にとても弱いです。(温度変化に弱いため。)
そのため、LEDライトでの代用をお薦めいたします。

色揚げ目的の場合、LEDライトは、青白い光(紫外線のような役割)が入っているものがいいですよ!

まとめ

魚の体色は飼育環境に大きく左右されます。

魚は生き物ですから、状況に応じて体を適応させていくんですね!

成長するごとに色や模様が変化していくこともあります。

どれもそのコだけの特徴ですから、可愛がってあげてくださいね!

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