テトラやグッピーなど、熱帯魚には美しく優雅な魚がたくさんいますよね。
でも、たまにはちょっと変わったお魚たちにも目を向けてみませんか?
無限とも思えるような種類がいるお魚の中には、優雅でもきれいでもないけれど、なんだかかわいく思えてしまうような味のあるお魚がたくさんいます。
今回はそんなちょっとマニアックだけど可愛い、愛嬌たっぷりのお魚たち10選をご紹介していきましょう。
ブサカワのお魚たちの魅力をご堪能ください!
ちょっとマニアックだけど愛嬌のある魚10選
それでは、さっそく変わっているけど愛嬌のある魚10選をご紹介していきましょう。
カエルアンコウ
カエルアンコウは世界中の海に広く分布している、カエルアンコウ科に属する海水魚です。
以前はイザリウオという名前で親しまれていましたが、最近カエルアンコウに標準和名が変更されました。
顔は可愛いというより少しコワ面といった感じではありますが、その動きがなんとも可愛らしいのです!
カエルアンコウはあまり泳ぎの得意な魚ではありません。
そのため、ヒレを使って海底を這うように移動します。
海底をのっそりゆっくりと進む姿は、顔とのギャップもあってとてもユーモラスです。
水深10~50m程度のところに多く生息しているので、ダイビングなどで野生のカエルアンコウに出会えることもあるでしょう。
見かけた際はぜひ、ユーモアたっぷりの動きを堪能してみてくださいね。
マンダリンフィッシュ
マンダリンフィッシュは、別名ニシキテグリとも呼ばれる海水魚です。
まず目を引くのは、サイケデリックで奇抜なその色合いと模様でしょう。
一匹いれば水槽の主役にもなれるド派手な見た目のため、アクアリウムでも人気のある魚です。
そんな見た目とは裏腹に、性格はとても温和でほかの魚との混泳も可能です。
飼育の難易度は少々高めではありますが、ひらひらと胸鰭を揺らしながら水底を移動する姿は愛嬌たっぷりで、飼育すれば水槽のマスコット的存在になること間違いなしです。
ヤエヤマギンポ
ヤエヤマギンポは、大きな目の上のまつ毛のような突起が特徴的な海水魚です。
カエルウオの仲間に当たります。
顔立ちこそインパクトがありますが、体表は灰色のいたって地味めな魚です。
海水魚特有の華やかさはありません。
生態も決して活動的ではなく、普段は岩やライブロック、砂の上などでじっとしています。
まるでぼーっとしているように一点を見つめてジーっとしている姿は、なんだか癒されるような独特の魅力がありますよ。
そんなヤエヤマギンポは、優秀なコケ取り屋さんとしての面も持ち合わせているので、水槽のコケにお悩みの時にはぜひ飼育してみてくださいね。
フタイロカエルウオ
まるでカエルのようなまんまるの目が特徴的なカエルウオは、イソギンポ科の海水魚です。
中でもフタイロカエルウオは、体がきれいなバイカラーになっておりその色の美しさから、カエルウオの中でも大変人気の高い種類となります。
少々マイナーな魚ではありますが、飼育してみたいときには、ネットショップやアクアリウムショップで探してみるとよいでしょう。
ただ、体の色にこだわるならば、実際に見て選べるアクアリウムショップがおすすめです。
水槽の中のコケを食べてくれる性質があるので、コケ取り要員としての飼育もおすすめですよ。
ミナミハコフグ
黄色の体に水玉模様がかわいいミナミハコフグは、みているだけで癒される最近人気の海水魚です。
突き出したようにとがった口がとてもチャーミングですね。
特徴的な四角い箱のような体から、英語ではBoxFishと呼ばれています。
箱のような形のフグということで、日本語も見た目そのままの名前です。
ちなみに、味はさておきフグなので一応食べることも可能です。
しかし、ほかのフグと同様皮膚には毒があるので素人がさばいて食べることはできませんよ。
アベニーパファー
アベニーパファーは世界最小の淡水フグです。
フグというと海水のイメージがありますよね。淡水に生息するフグというのは意外かもしれません。
世界最小というだけあって体はとても小さく、成長しても3cm程度までにしかならないため小型の水槽でも飼育が可能です。
フグには毒があるイメージですが、アクアリウムショップで流通している養殖のアベニーパファーには毒性はないので、安心して飼育できます。
小さいですが、フグ特有の気の抜けた愛くるしい表情は健在なので、フグを飼育してみたいけど海水魚は難しそう…とお悩みの方にはおすすめの熱帯魚です。
キッシンググラミー
キッシンググラミーは、真っ白な普通の熱帯魚で、見た目に大きな特徴は見られません。
あえていうならば、少し口が尖っている…?実はこの口が重要な特徴なのです。
キッシンググラミーのある仕草に惹かれる人が今続出しています。
その仕草というのがこちら。
なんとオス同士が争う時に、まるでキスのような仕草をするのです。
どうですか?喧嘩しているはずなのに、なぜか和んでしまう可愛い仕草ではないですか?
運が良ければ水族館などでもみることができるかもしれません。
キッシンググラミーを見つけた際にはじっと観察してみましょう。
ゴンズイ
ゴンズイは、釣りをしている方にはおなじみの海水魚です。
見た目の通りナマズの仲間に分類されます。
群れで行動する習性があり、特に幼魚のときにはゴンズイ玉と呼ばれる大きなボール状の群れをなします。
胸ビレと背ビレに毒があるので、触るときには注意が必要です。
食用として狙って吊り上げられることはあまりないため、巷に出回ってはいませんが、毒を正しく処理すれば食べることもできる魚です。
実はとても美味なんだとか…一度食べてみたいですね!
アーチャーフィッシュ
アーチャーフィッシュは、別名テッポウウオとも呼ばれる熱帯魚です。
汽水と呼ばれる、淡水と海水が入り混じった地域に生息していますが、慣らせば淡水で飼育することもできます。
ただし、長生きさせるためにはやはり汽水での飼育が望ましいようです。
テッポウウオの名前の由来は、その捕食方法にあります。
なんと、口のあたりから水鉄砲を発射し、餌となる虫を水面に打ち落として食べる習性があるのです。
とても器用なテッポウウオ、この水鉄砲は連射も可能なのだそうで、まるでハンターのようなカッコよさがありますね!
ハリセンボン
ぷっくり膨らんで針を出している姿が印象的なハリセンボン。
しかし、普段から膨らんでいるわけではなく、針を出すのは身に危険を感じたり怒ったりしているときだけだそうです。
通常時はまるで笑っているような愛嬌のある顔立ちをしています。
ちなみにその名の由来ともなっている針の数ですが、1000本はあくまで例えのようで、実際には300~400本程度しか生えていないそうです。
そもそも数えた人がいるのがすごいですね!
まとめ:マニアックでもかわいい魚特集!変わっているけど愛嬌のある魚10選!
マニアックで愛嬌のあるお魚10選をお届けしました。
ちょっと変わった習性や、ユニークな見た目に引き付けられた方も多いのではないでしょうか?
普段水槽で見かけるのはきれいなお魚が多いですが、たまには変わったお魚を堪能するのもよいですね。
魚の個性も様々、どの魚もとても魅力的です。本当にお魚の世界は奥が深いですね。
皆さんのお好みのお魚は見つかりましたか?
ご紹介した以外にもお魚はたくさんいますので、ぜひ水族館などでお気に入りのお魚を見つけてみてくださいね!
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トロピカライターの長嶋です。
金魚すくいで連れて帰った、和金の『よしえ(名前)』を飼育してました。
可愛らしい魚とワニが大好きです。
生物を飼う楽しさを伝えていけたらな、と思います!