実はこっそりTwitterでアクアリウムで総額いくら使ったかというアンケートを行ったのですが、投票数は352票、低額の方が多いのかと思いきや、意外な結果になりました。
【アンケート結果】
- 30,000円未満:11%
- 30,000円以上100,000円未満:27%
- 100,000円以上500,000円未満:36%
- 500,000円以上:26%
しかしアクアリウムでお金がかかる設備には一体どんなものがあるのか、アクアリウム初心者にはわかりにくい一面もあります。そこで今回はアンケート結果の解析と、アクアリウムのコストに関してお話ししていこうと思います。
Twitterでアンケート!『アクアリウムに総額いくら使いましたか?』
短期間ではありますが、先日Twitterの東京アクアガーデンのアカウントにて、『アクアリウムに総額いくら使いましたか?』というアンケートを取ったんです。
その結果、総投票数352票で、投票の内訳は以下のようになりました。
- 30,000円未満 11%
- 30,000円以上 100,000円未満 27%
- 100,000円以上 500,000円未満 36%
- 500,000円以上 26%
100,000円以上、500,000円未満が一番多く、30,000円未満が一番少ないという結果に、私は少々驚きました。ちなみに私は過去の飼育で45cmの水槽セット、今はボトルでメダカ飼育なので30,000円以下です。しかしよくよく考えてみると「アクアリウムに使った総額」であって、「初期費用のことではない」んですよね。
最初はアクアリウム初心者で、なるべくお金をかけずにアクアリウムを始めた方でも、慣れてきて本格的にアクアリウムを始めることになれば、水槽の本数を増やすことでコストがかかりますし、機材などにこだわりを持ったり大きな水槽にチャレンジすることになれば、また費用が掛かります。
そう考えると300,000円以上の方はアクアリウム中級者~上級者、30,000円未満の方はアクアリウム初心者だと考えることもできますね。
アクアリウムでお金がかかる設備
アクアリウム初心者さんやこれからアクアリウムを始めようという方は、アクアリウムでどんな設備にお金がかかるのか、いまいちわからないことも多いですよね。
そこでここからは、アクアリウムでお金がかかる(料金の高い)設備について解説していきます。
水槽用クーラー
アクアリウムの水槽設備で高額と思えるのがクーラーです。北海道や東北など夏場でも涼しい地域では必要のないケースが多いですが、関東や関西、九州など夜でも30度を超える地域では水温の上昇を防ぐために利用しているアクアリストは多いです。
水槽用のクーラーは種類がありますが、チラー式の場合は50,000円以上のものが多く、アクアリウム初心者だと予算の関係もあってなかなか手が出しにくい方が多いです。
水槽用クーラーに関してはこちらの記事で詳しく解説していますよ!
水槽用ヒーター
金魚やメダカ、川魚などの飼育では使わないという方も多いですが、熱帯魚飼育では冬の水温管理のために水槽用のヒーターは必須です。水槽サイズに合わせてヒーターの大きさや必要なワット数は変わります。一度買えばそれでいいのかと言えば、電気系の設備になるのでヒーターも故障故障することがあるんです。
また生き物がヒーターに近づきすぎて火傷などをしないように、ヒーターカバーを付けることが多いです。ボトルでベタやメダカなどを飼育している場合には、水槽用ではなくペット用のマット式のヒーターを使用することもあります。
水槽用のヒーターに関してはこちらの記事をご覧ください。
LEDライト・照明
金魚のように照明なしでも育てることのできる魚はいますが、メダカのように光を必要とする魚や、水草飼育も行なう場合は水槽用のライトが必要になります。LEDライトは飼育環境によっては複数台設置することもあります。
ひと昔前の蛍光灯と比べると価格は高めですが、電気代が安くすみ、使用年数も長いことからコスパがよく、最近はお手頃な価格のものも増えていますが、ハイエンドモデルなどもあり価格帯は幅が広いです。
水はねや湿気などふとしたはずみで故障してしまったり、寿命がくれば当然交換しなければならないなど、意外にお金がかかるアイテムでもあります。
LEDライトに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますよ。
ろ過フィルター・濾過槽・ポンプ
フィルターは価格の安い投げ込み式のものから、高機能な外部式フィルターなどいくつかの種類があります。メダカや金魚なら投げ込み式でも十分ですが、熱帯魚の場合は外付けや外部式のものなどを使うことが多いです。
本格的にアクアリウムを運営するのであれば、綺麗な水を維持するためにはフィルターが重要なポイントになります。そのためアクアリウム中級者~上級者はフィルターの価格ではなく、機能で選ぶ方が多いため高額になりやすいです。
ポンプも同様で、性能を重視して選ぶと40,000円以上するものが多く、おのずと価格が高くなってしまいます。
ろ過フィルターやポンプに関しては、こちらの記事が参考になりますよ!
水槽台
水槽を靴箱やスチール台・チェストなどの上に乗せている家庭もありますが、専用の台でなければ歪みが生じて水槽にもダメージをあたえ、壊れるのが早まってしまう原因になることも。また地震のときにしっかりと水槽を支えることができないという欠点もあります。
専用の水槽台ならしっかりと水槽を守ってくれ、収納スペースもあるものなら、餌やメンテナンス道具をしまうことができ水槽周りをスッキリさせる必須アイテムです。
しかし水槽台のサイズが大きくなればなるほど、お値段も上がっていくという欠点があります。
水槽台に関してはこちらで詳しく解説していますよ。
アクアリウムの設備コストを抑えるには
アクアリウムを始めるとき、できればなるべく安く抑えたいというのは誰もが思うこと。水槽やフィルターなど新品で購入する場合は、アクアショップなどの還元セールで安い時期を狙って購入したり、普段利用しているショップのポイントで割引購入するという方法があります。
でも一番安く済ませたいと思うのであれば、「中古品」がおすすめ。中古品は多少傷があることもありますが、水槽台やクーラーといった割高になるアイテムを、比較的安く購入することが可能です。
特に高級モデルになると長期間しっかりと使用することができ、中古でも問題なく稼働してくれるので、中古品に抵抗がない方におすすめですよ。
中古アクアリウム製品は東京アクアガーデンの公式オンラインショップでも取り扱っています。よろしければご覧になってみてください!
まとめ:隣のアクアリウムお金の話!みんなアクアリウムに総額いくらつかってる?
今回はアクアリウムに使用した総額に関するアンケート結果の報告と、お金のかかる設備に関してお話ししました。しかし設備だけでなく、大型魚や肉食魚を飼育している場合は、餌でもお金がかかってしまいます。
始めたばかりのころは少額でも、飼育年数がなくなり水槽が増えたり、大型魚の飼育などを始める、アクアリウムを極めるといった方向になるとトータルではかなりな金額になることも珍しくありません。
費用を少しでも安く済ませたいのであれば、ショップのセールで購入したり、いつも利用している店舗のポイントを使うという方法もあります。中古品に抵抗がない場合は、水槽台やクーラーといった高額になるアイテムを中古品で手に入れると思いのほか安く済むこともありますよ。
しかし設備投資に高いお金をかけても、飼育者がしっかりと日ごろのメンテナンスを行わなければ、故障しやすくなってしまうので、しっかりと機材の特徴を理解して利用しメンテナンスを行ってくださいね。
トロピカのTwitterはこうした企画を頻度は少なめですが行っています。これからもアクアリウムに関する情報を発信できるよう頑張ってまいります!
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