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熱帯魚が死んだ時に浮く理由と沈む理由!魚が死ぬとどうなるのかを解説!

魚飼育経験が長いと、何度も飼育している魚が死んでいる場面を見ることがあります。飼育経験がない人だと、魚は死ぬと水に浮くと思っていることが多いようですが、実は魚は死んでもすぐに水に浮くことはなく、死因によっては沈んでいることもあるんです。

死んで腐敗してしまい、体内でガスが溜まっていると水に浮きやすくなり、餓死や老衰の場合は底に沈んだままのことが多いんですよ。死んだ魚を見つけたら、水槽内のほかの魚が食べてしまったり、病原菌の発生を防ぐためにもすぐにすくいましょう。

今回は魚が死んだときに浮く・沈む理由と死ぬとどうなるかについてお話ししていきます。

動画で熱帯魚が死んだときに浮く理由と沈む理由をチェック!

熱帯魚が死んだ時に浮く理由と沈む理由!魚が死ぬとどうなるのかを解説!

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魚が死んで浮く理由

水槽を見たら魚が死んでいた……。

魚飼育をしていると、誰もが体験することですよね。飼育経験が今まで全くない人だと、魚は死ぬと水に浮く、というイメージを持つ人が多いようですが、実は死因によって浮くか沈むかの違いがあります。

まずは魚が死んだときに水に浮いている理由について、考えてみましょう。

熱帯魚や金魚の死因や、メダカが死んだときに浮く理由などについては、こちらの記事で詳しく解説していますよ!

魚も死亡直後は浮かない

魚が死ぬと水に浮くというイメージを持っている人は多いです。ニュースなどで魚の大量死などが話題になると、水面一面に浮いている魚を見ることが多いため、このようなイメージが広がっているのも一因でしょう。

しかし魚は死んだ直後は浮かないんですよ。魚が死んでしまって水に浮くのは体が腐敗することと関係があるんです

魚だけでなく人間や動物も、死んでしまうと内臓、特に腸から腐敗が始まることが多く、筋肉や内臓そのものより、腸内に溜まった食べ物から腐り始めることがほとんどで、腐敗が始まるとそこからガスが発生します。

体内で発生したガスは体が傷付けられでもしない限りはすぐに外に出にくいため、体内にガスが溜まっていくことで浮力が発生し、水に浮きやすくなるんですよ。そのため、水に浮いている魚は死んでからある程度時間が経っていることが多いです。

浮き袋が調整できなくなる

どんな魚も普段は浮袋を調整することで、水中で生活していますよね。魚が死んでしまうと体の機能が全て停止してしまうため、浮袋も調整できなくなります。そのため内臓が腐敗して発生したガスの方が、浮袋よりも優位になってしまうので水面に浮くようになります。

実は生きている場合でも消化不良などで体内にガスが溜まってしまい、体外にうまく排出できない状態になると浮いてしまうことがあるんです。これは体の中に溜まったガスのせいで、うまく浮袋を調整できなくなったり、浮袋を損傷してしまったことに起こることで、金魚の「転覆病」がその代表例といえます。

死んだ魚が沈む理由


魚が死んだときに浮く理由についてお話ししましたが、ここからは逆に魚が死んだときに沈んでいる理由について考えていきましょう。

餓死・老衰だった

死んだときに水底に沈んでいる理由ですが、このときは体内の腐敗が比較的緩やかなことが多く、すぐにガスが溜まりにくいことが多いです。

餓死した場合は胃や腸にエサがほとんど入っていないので、腐敗する速度が緩やかなため、死後2~3日経過していても水面に浮いてこないことが多いですよ。

老衰(寿命)の場合も、食が細くなってエサを食べる量が減っていくことが多いので、体内に餌が残っていることが少なくガスの発生が遅いために、沈んでいることが多い傾向にあります。

死んだ魚はすぐに掬おう

死んでいる魚の発見が遅れた場合、同じ水槽内にいる魚が死んだ魚の体の一部を食べてしまっていることもありますよねこんなことをする人はいないとは思いますが、「エサになるなら」とそのまま水槽内に死んだ魚を放置しておくのはダメです!

老衰や餓死で死んだ可能性もありますが、病気が原因で死んでしまった場合は同じ水槽内の魚が病原菌などに感染する可能性が高くなります。また死んだ魚を放置していると、水質悪化の原因にもなってしまうんです。

これらのことから死んでいる魚を見つけたなら、すぐに水槽から取り出しましょう。病気で死んだ場合は、病原菌などの関係があるので、庭に埋めるのはあまりおすすめできません。外国産のような本来その土地にいない魚の場合は、微生物などがその土に混ざることで、悪影響を与えることも。

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死んだ魚の最前の処理方法としては、一般的にゴミとして出す(=生ごみとしての処分)ことですが、住んでいる地域のゴミ出しのルールなどを確認して出す必要があります大型魚の場合は、夏場は腐敗が早くて臭いなどで猫やカラスが寄ってくる・近所の人とトラブルになりかねないなどといったこともあるので、注意が必要です。

処分方法がわからない、という場合にはアクアショップや水槽リース会社などのプロに相談するのもひとつの方法ですよ。最近ではペット葬儀社で火葬する人もいます。

死んでしまった魚の処分方法については、こちらの記事も参考になるので一読しておくことをおすすめします。

まとめ:熱帯魚が死んだ時に浮く理由と沈む理由!魚が死ぬとどうなるのかを解説!


魚は死んでもすぐには浮くことがなく、体内に残っているエサや内臓が腐敗を始めて発生するガスが原因で浮いてきます。しかし餓死や老衰のように体内に食べ物が残っていない・内臓の腐敗が比較的緩やかな場合は数日経っても沈んでいることが多いです。

死んだ魚の処理方法は、いろいろありますが、土に埋めるのは病原菌などの関係もあるのでおすすめできません。処理方法に困ったらプロに聞いてみましょう。

どんな生き物にも「死ぬ」という事は避けて通れません。飼育を始めたときに魚が死んだときの処理方法も考えておくと、死んでしまったときに慌てることもなくなります。少しでも魚に長生きしてもらうことも考えながら、魚の終活について考えておくことも必要なことですよ。

コメント

  1. より:

    分かりやすかったです!

    • 中島 より:

      コメントありがとうございます!
      今後もわかりやすい記事作りを頑張っていきますね!

  2. A より:

    分かりやすく、勉強になりました。
    ありがとうございます。

    • 中島 より:

      コメントありがとうございます!
      さらにわかりやすく情報を発信していけるように頑張りますね。

  3. ひびき より:

    子めだかが、沈むのですがこれは死んでいますか?

    • 中島 より:

      エラが動いていない場合は亡くなっています。
      力なく沈む場合も死んでいることが多いです。

  4. 匿名 より:

    参考になりました。

  5. トシ より:

    学校でひめだかを飼っていたときに死んでいるのに沈まないので疑問に思っていたのですが今回の記事で謎が解けました。

  6. ムーミン より:

    うちの金魚が今弱っている気がします。
    参考になりました。

  7. みかんマン より:

    ありがとうございました!

  8. グルgbgbg より:

    わかりやすい。