水草が育つ光は何色?育成に向いた波長の解説と色別おすすめLED5選!

青々と美しい水草が並ぶ水槽は多くのアクアリストの憧れであり目標です。しかし、理想を実現しようと水草水槽を始めたのは良いものの、思ったように育たず頭を抱える人を見かけます。

実際のところ水草はシビアな面があり、照明一つ取っても光量だけでなく「水草が成長しやすい波長」の照明を選ぶことが大切です。

そこで、今回は水草の育成に向いた波長について解説します。色別におすすめのLEDもご紹介しますので、水草水槽を始められる方、照明で検討中の方は参考にしてみてください。

水草が良く育つLEDを動画で解説!

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水草の育成には赤と青の波長が必要!

水草の育成には照明の明るさだけでなく、“波長”も大きく関係します。特に赤と青の波長が必要不可欠で、これらの波長と強い光を兼ね備えた照明を使うことによって、水草の成長を促すことができます。水草用の照明を選ぶ際の重要なポイントです。

光には赤と緑と青の波長がある

光は赤と緑と青の波長が交わり白く見えます。(RGBですね。)

水草は光合成することによって成長に必要なエネルギーを産生しますが、RGBのうち、赤と青の波長を水草は吸収しやすく成長力を高めます。一方、緑の波長は水草にあまり吸収されません。

そのため、光が強くても赤と青の波長が弱いものでは水草の育成に不向きといえます。水草用の照明を選ぶ際は波長の種類にも目を向けましょう。

水草に“LEDが向かない”、は昔の話

以前はLEDの照明は水草の育成に向かない、そのような話を耳にすることがありました。それは、水草が好む波長を含んだものが少なかったためです。

しかし、近年では水草を育成するために開発されたLEDが普及しているので、問題ないどころかむしろ適しているといえます。

なかには色や光量を自由に変えられるものもあるため、水草の種類によってライトアップを調整することもできます。

照明の明るさが大切な理由

水草育成用の照明では明るさがとても大切です。それは、光が強いほうがそれだけ波長も強いので、最終的に明るい照明のほうが効果が高いからです

なので、水槽にあった横幅サイズはもちろん、水槽の深さを加味して、十分に光が行き届くパワーのものを選ぶ必要があります。

単純に照明の数を増やすだけでも大きな効果が期待できます。その場合は、圧迫感の少ないコンパクトなタイプがおすすめです。ただし、ウィローモスなどの強い光をあまり好まないタイプの水草では葉焼けを起こすことがあるので注意しましょう。

点灯時間にご注意

水草の育成に適したライトであっても、点灯時間には注意する必要があります。水草の成長速度を速めたいからといって、一日の大半を点灯していてはコケの発生につながってしまいます。

8時間を目安に長くとも12時間程度が良いでしょう。帰宅時間が不規則な方はタイマーの使用をおすすめします。

光が強く波長が長いおすすめの水草用LED照明5選

水草の育成に効果的な波長が長いおすすめの水草用LEDを5つご紹介します。

どの照明も水草の成長を促す波長と光の強さを兼ね備えているので、水草用の照明を検討中の方は参考にしてみてください。

植物育成用ライト AMATERAS

NEO AMATERAS-20W

AMATERASは植物の育成に特化したライトで、太陽光に近い波長が特徴です。自然光への近さを表す演色性が97(自然光=100)と高いため、成長を促すだけでなく自然下に近い育ち方をします。

太陽光のような自然かつ柔らかい光で照らされた水草は一段ときれいに見えます。光が強すぎる場合は反射板を外すことによって光を弱めることが可能です。外見がコンパクトなので、水槽の邪魔をすることもありません。

ゼンスイ マルチカラー LED

ゼンスイ マルチカラーLED 600

マルチカラーLEDの特徴はその名の通り、色のバリエーションの豊富さです。赤や青、緑など、計5色を組み合わせることによって、さまざまな波長の光を作り出すことができます。もちろん、水草の育成に適した波長に合わせることも可能。

色だけでなく光量も調節できるため、水草の種類に合わせて最適な色、光量を選べます。リモコン一つですべて操作できるので、扱いやすく初心者の方にもおすすめです。

ゼンスイ LEDプラス ストロングホワイト

ゼンスイ LED PLUS ストロングホワイト 90cm

ストロングホワイトは光量の強さと水草の育成に適した波長が特徴です。照射角が120度と広く、水槽内をまんべんなく照らすことができます。

また、高効率なLED素子によって、消費電力が抑えられ同レベルの蛍光灯と比べると1/3と省エネ設計。

さらに、照度低下率が低いLED素子を採用することで、光量は保ったまま発熱を抑えた結果、長寿命を実現しています。水草向きというだけでなく、とても経済的な照明です。

コトブキ フラットLED

コトブキ 水槽 フラットLED SS600 ブラック

フラットLEDの特徴は高輝度LEDにあります。白色をメインに赤と青を合わせることで、水草の育成に適した波長を生み出します。また、照射角度が広く、水槽の隅々まで光を届けることが可能です。

本体は熱を溜め込まないアルミ製。そのため、熱によるLEDの劣化が少なく長寿命かつ省エネを実現しています。また、LEDを支える天井部分は6mmと薄く、水槽の景観を邪魔することもありません。

付属のクリアスタンドによって枠付き、フレームレス水槽問わず、設置できるのも嬉しい点です。

GEX クリアLED パワー3

ジェックス GEX クリアLED クリア LED POWER III 600 明るさ1,000lm 色温度10,000K LED3色切り替え ライトリフト付 アクアリウム 多肉植物幅60cm水槽用

赤と青、白の3色を独立したスイッチで操作することによって、水草の成長を促すライトアップが可能です。光量、照射角に優れ、水槽の全面をムラなく照らすことができます。

また、スリムな形状をしているため、2台設置しても圧迫感を与えず、より強い光量を確保したい場合にもおすすめ。価格もお求めやすく、初心者からベテランまで幅広く使用されているLEDです。

まとめ:水草が育つ光は何色?育成に向いた波長の解説と色別おすすめLED5選!

水草水槽を始めるにあたって、どの照明を選ぶべきかは悩みどころです。そんなときは「波長の種類」と「光の強さ」に着目しましょう。赤と青の波長が強く、光量の強いものであれば水草の育成に向いています。

今回、ご紹介したLEDはどれも水草の成長を促すことができるので、おすすめです。きれいな水草が一面に広がる水槽を目指してみてください。

2件のコメント

  1. oliver より:

    波長が強いて何。

    1. 中島 より:

      ご指摘ありがとうございます。
      修正いたしました。

※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。

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