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【大型水槽を設置したいけど不安】大型水槽設置のポイントをプロが解説!

今現在使用している水槽内の飼育数が増えた・飼育数を増やしたい、また大型魚を飼育したいという理由で小型~中型の水槽から大型水槽に移行する人は多いです。しかしいざ大型水槽を設置するとなると、次のような悩みが出てくる人が多いのではないでしょうか。

  • 室内でのサイズ感が心配
  • 水槽の重さが心配
  • 水槽のメンテナンス方法などの心配

これらの心配ごとを解消するために、次の4つの大型水槽設置ポイントを覚えておきましょう。

  • 水槽を設置する室内の導線
  • 電気容量や使用W数
  • 水道から出る水の勢い
  • メンテナンスに必要なスペースの有無

今回は大型水槽設置のポイントについて解説していきます!

大型水槽設置でよくある悩み

今まで使用していた小型・中型の水槽が手狭になったために大型水槽にしたい、たくさんの種類を混泳させたい・大型魚を飼育したいなど大型水槽を導入する理由は人それぞれ。しかし初めて大型水槽を導入する場合には、次のような悩みが出てくることが多いです。

部屋の中でのサイズ感が心配!

120cm以上の大型水槽ともなると、やはり一番多い心配ごとは「室内でのサイズ感」です。自分で設置可能な場所の寸法を採寸して水槽や水槽台を購入しても、部屋に置いてみるとかなり大きく感じてしまうという人が多いんですよ。大型水槽を設置したことにより、周囲のスペースが圧迫するように感じてしまうことも。

大型水槽を置くことで感じる圧迫感は水槽の周囲のクリアランス(スペースや余裕)を十分にとること。また室内の仕切りスペースに設置する場合には、バックボードなどを貼らずに水槽越しに向こう側が見えるようにすることで、視覚的な空間を確保できるので圧迫感を和らげることができます。

大型水槽を扱っているショップは少ないですし、規格外のサイズは特注になってしまうので、大型水槽の導入を考えているのであればオーダーメイドもおすすめです。

東京アクアガーデンでは見積もり無料で、オーダーメイド水槽や水槽台の制作を受け付けています。

水槽のオーダーメイドについてはこちらの記事をチェック!

水槽の重量が心配

大型水槽で気になることで二番目に多いのは「水槽の重さ・耐荷重」でしょう。一戸建てはもちろん、マンションやアパートなどでは特に気を付けるべきポイントで、大型水槽導入前に設置する床面の耐荷重を調べて、可能な範囲かどうかを考慮したうえで水槽のサイズや使用する設備を考えなければなりません。

フタひとつとっても、大型水槽になると使用素材やフタの厚みなどによって重さが変わるので、軽量の小物などを使用して重さを微調整するのも考えてみましょう。大型水槽を設置する場合は、水槽台と床の間に重さを分散するために二回りほど大きいサイズのコンパネを敷くことをおすすめします

水槽の重さと床の耐荷重についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

水槽の重さ計算はこちらの記事で

水槽のメンテナンス方法が心配

大型水槽の悩みでみっつ目に多い悩みや心配は「水槽のメンテナンス」なんです。90cmくらいまでなら大人でも水槽内のゴミ取りや水換えなどすみずみまで行うことができますが、120cm以上の大型水槽ともなると、注意して掃除したつもりでも終わってみたらコケの取り残しなどが目につくことも。

東京アクアガーデンではこのような問題に対しては、脚立やマジックハンドを使用するなどして解決しています

マジックハンド マジックリーチャー 長さは82cm 万能 ロング ハンド 本格 マジックハンド お助けハンド らくらくハンド ゴミ拾い ゴミクリップ アルミを採用 軽くて使い易い 妊婦,高齢者と子供の両方に適しています

大型水槽の水換えも大変ですが、こちらの記事でポイントやおすすめアイテムを紹介していますよ!

プロが気にする!大型水槽設置のポイント

大型水槽を導入する際に直面する悩みについてお話ししてきましたが、ここからはプロが大型水槽を設置するときに気を付けるポイントについてお話ししていきましょう。

これからお話しするポイントを覚えておけば、大型水槽を設置する場所などに失敗しにくくなりますよ!

水槽を設置する部屋内の動線

「動線」とは、私たちの普段の生活で建物や室内を人間が移動する経路を、線にして表現したもの。たとえば玄関から室内まで障害物がない場合は真っすぐな一本線になるものが、途中にダンボールやおもちゃなどが散乱していると、それをよけるために動線はジグザグになってしまいます。

大型水槽を設置することによって家の中での動線が、扉を通過できなくなってしまったり、取り回しのできないようなものになるサイズは避けたほうが賢明ですし、設置場所も人が動きやすい場所を考慮しなければなりません。

動線が悪くなってしまう所に設置すると、水槽メンテナンスの時の水換えなども面倒になってくることも多いですよ。

電気の容量・W数

アクアリウムではろ過フィルターやヒーター、クーラーなどの電気製品を使用して水質や水温などを管理します。そのため家で契約している電気の使用可能容量や設置予定の室内での使用できるW数を事前に確認しておきましょう。

大型水槽となると水槽内の水量が多くなるため、必然的にろ過フィルターやヒーターなどの使用W数が大きくなってしまうため、必要な電気容量が大きくなってしまいます。事前に調べもせずに設置していざ使おうと電源を入れた瞬間に、ヒューズが飛んでしまうなんてことのないよう注意してくださいね。

水道から出る水の勢い

大型水槽に限らず、水槽導入時にあまり気にされない「水道の蛇口から出る水の勢い」ですが、大型水槽では重要なポイントになります。自宅で水槽メンテナンスに使用する蛇口から出る水の勢いが弱いと、水槽設置時だけでなく設置後の水換えなどの管理で使用する水をためるのに時間がかかってしまうんです。

蛇口の水圧を個人で調整することはある程度可能ですが、混合水栓の種類によってやり方が異なること・素人がやると壊してしまう可能性もある・汚れなどの原因などがあることも多いので、専門業者に依頼して調整することをおすすめします。

メンテナンス作業が可能なスペース

大型水槽設置時に見落としてしまいがちなのが「水槽メンテナンススペース」。特に大型水槽設置が初めてというアクアリストの場合、水槽設置場所のサイズばかり気にしてしまった結果、メンテナンスに必要なスペースを確保しにくい・できない状況になってしまうことって意外に多いんですよ。

水槽の幅や奥行きだけでなく深さのある水槽の場合には、脚立などを使用しないとすみずみまで掃除できない場合も多いです。そのため大型水槽を設置するときには、水槽メンテナンス作業時に周囲に脚立やバケツなどのメンテナンスグッズを置くことのできるスペースも確保しておく必要があります。

まとめ:【大型水槽を設置したいけど不安】大型水槽設置のポイントをプロが解説

大型魚の飼育はもちろん、小型~中型の熱帯魚などを混泳させて迫力のある水槽を作ることができる大型水槽は、アクアリストなら一度は作ってみたいと思うことでしょう。

でも実際に設置するとなると水槽の大きさだけでなく、床の耐荷重やメンテナンスなどしっかりと考えた上で適切なサイズのものを設置しないと、後で後悔することになることも珍しくありません。

大型水槽の導入を考えているのであれば、今回お話ししたポイントをしっかりと考えて購入しましょう

床の耐荷重や水槽の重さ・メンテナンススペースなどが心配なのでどこかに相談したいという場合には、東京アクアガーデンのようにオーダーメイド水槽制作を行っている業者に、相談することをおすすめします。

オーダーメイドなら設置場所に合わせたサイズの物を作ることができるだけでなく、特殊水槽も作成可能ですし、水槽台なども一式頼むこともできますよ。