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産卵水草5選!メダカが卵を産みやすいおすすめの水草・浮草を特集です!

メダカを繁殖させるなら、産卵用の水草や浮き草選びはとても大切なポイントです。

メダカや飼育環境に合ったものでないと、繁殖効率が悪くなるだけでなく枯れてしまって産卵床に使えないことさえあります。しかし、似たような見た目をしていて、「どんな水草や浮き草にメダカが産卵しやすいのかわからない!」という人も少なくありません。

そこで、今回はメダカが卵を産みやすい水草・浮き草を5つご紹介します。選び方も合わせて解説するので、産卵床として選ぶときに役立ててみてください。

メダカが卵を産みつけやすい水草5選!

メダカが産卵床としてよく使う水草は次の5つです。

  • ホテイソウ
  • マツモ
  • アナカリス
  • ウィローモス
  • アマゾンフロッグピット

どれもメダカの繁殖に使われる頻度は高いですが、水温や水質といった育成環境が異なります。室内や屋外など、環境に合わせて無理なく育成できるものを選びましょう。

ホテイソウ

《めだか街道発送商品》ホテイ草2株 (ホテイアオイ草2株)

メダカが好んで産卵する水草はやはり「ホテイソウ」が1番です

ホテイアオイとも呼ばれ水中に根が長く密に広がり、メダカにとっては格好の産卵床といえます。根が黒っぽいこともあって、産み付けられた卵がわかりやすく採卵しやすいです。

また、水質浄化能力が高く、きれいな水質を維持できるといったメリットも。育成には光量が必要なので、屋外でメダカを繁殖させる場合に向いています。

低水温に弱いため、屋内に移さないと冬を超えることはできません。

マツモ

(水草)国産 無農薬マツモ(5本)

次におすすめなのが、「マツモ」です。

マツモは環境に適応する力が高く、強い光量がなくても育成できます。どんどん増えるため、複数の容器でメダカを飼っていても使いまわせるのが良いですね。

メダカが産卵したら、その部分を切って隔離できるので、手間もかかりません。産卵床に使う場合は、沈めたりせず表層に浮かべておきましょう。

条件をそろえてあげれば、屋外で越冬させることもできます。

アナカリス

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(5本)

「アナカリス」は、マツモと似たカテゴリーですが葉や茎の造りが丈夫で、水温変化にも強く温度差の激しい屋外飼育にも耐えられます。

光量も必要なく育成に気を遣わなくても増えるので、たくさん産卵床が必要な場合にも最適です。マツモのように産卵した部分を切って、隔離すると良いでしょう。

ただ、あまりにも増えすぎると、メダカの遊泳スペースがなくなってしまうので、定期的に間引く必要があります。

ウィローモス

(水草)ウィローモス ミックス(水中葉)(無農薬)(1パック)

「ウィローモス」も柔らかく、産卵床として使うことができます。

低光量でもよく育ち繁殖力も高いので、シビアに扱う必要もありません。しかし、低水温に弱いので、冬場は屋内で育成する方が良いでしょう。

また、まとまりがなく卵を採取しにくいのが難点です。気泡のあるなしで浮いたり沈んだりするのも、少々面倒。水深が浅い飼育容器で使う産卵床におすすめです。

アマゾンフロッグピット

(浮草)アマゾンフロッグビット(無農薬)(3株)北海道航空便要保温

室内なら「アマゾンフロッグピット」も良いでしょう。

普通の照明があれば十分育ちますし、水質にもうるさくありません。よく増えるので、メダカがたくさんいる場合におすすめです。

しかし、ホテイアオイのように広範囲に根が広がらないので、産卵効率では劣る場合も。産卵床として使うのであれば、たくさん入れて産み付けやすい環境を作りましょう。

また、根が白いこともあって、卵が産み付けられているかどうかわかりにくいこともあります。産卵床としてはホテイアオイに分がありますが、

  • 室内で育成できる
  • 葉が水上に大きく広がらないので扱いやすい
  • よく増えて多数の飼育容器に使いまわせる

といったポイントで、使い分けることをおすすめします。

産卵水草の選び方!

メダカの産卵床としての水草の選び方をご紹介します。

重要なポイントは以下の2つです。

  • 育成環境とメダカの飼育環境が合っている
  • 産卵床しやすい長い根・茎

メダカが産み付けやすいことも大切ですが、水草が枯れてしまっては元も子もありません。無理なく育成できるものを選ぶことを念頭に置いておきましょう。

育成環境とメダカの飼育環境が合っている

現在のメダカの飼育環境と対応できる環境が一致している水草を選びましょう。

枯れてしまっては産卵床にならないうえに、底に沈んで水質の悪化につながることもあります。メダカ飼育ではそれほど気にしなくても良いですが、生体と水草のどちらかに寄せると、環境がアンバランスになりがちです。

基本的には、「メダカの産卵」に適した環境を整えてから、その場に合った水草を選ぶと良いでしょう。メダカが産卵しないと、そもそも産卵床を入れる意味もなくなってしまいます。

繁殖期が終わってもそのまま屋外飼育で使いたい場合は、低水温でも育成できる種類がおすすめです。また、飼育水が青水(グリーンウォーター)かどうかもポイントです。

栄養豊富な青水でしたいときに、水質浄化能力の高い水草(ホテイアオイなど)を入れると、青水の状態を維持することが難しくなります。そのような場合は、「人工産卵床」も検討してみてください。

長い根・茎が産卵床に最適!

メダカが卵を産みつけやすい水草の特徴は、

  • 程よく安定感がある
  • 茎または根が長い
  • 近付きやすい(隣接して泳ぎやすい)

ということがあります。あまり小さいものでは、メダカが近寄った際に離れていってしまいますし、茎や根が短いと産み付けにくいです。

また、あまり硬いものは近付きにくかったり産み付けにくかったりなどするので、産卵床には向いていません。

まとめ:産卵水草5選!メダカが卵を産みやすいおすすめの水草・浮草を特集です!

繁殖はメダカ飼育の魅力の1つで、シーズンのうちにたくさん増やしたいものです。

効率良く産卵させるためには、産卵床になる水草や浮き草選びが重要なポイントといえます。

もちろん、ここでご紹介した種類もおすすめですが、

  • 育成環境とメダカの飼育環境が合っている
  • 長い根・茎

この2つをポイントに選んでみてください。特に環境が合っていないと産卵どころか枯れてしまうため、要注意です。

水草に産み付けられた卵を見つけると、何度見ても嬉しくなってしまいます。繁殖を楽しむのも良いですし、効率よく品種改良をすすめたいこともあるでしょう。

そのような場合は、水草を活用してみてください。薄黄色の透き通った丸い粒がたくさん見られるはずです。