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水槽サーモスタットおすすめ5選!オートヒーターとの違い・メリットも解説

日本には四季による気温の変化があるため、一年を通して水槽の水温管理は欠かせないですね。

水温管理には、オートヒーターを使用しているという方も多いですが、今回はあえて水槽サーモスタットのおすすめを5つご紹介します。

「ん?サーモスタット?オートヒーターでいいんじゃないか?」という疑問をお持ちの方にも納得してもらえるように、オートヒーターとの違い、サーモスタットを使うことで生じるメリットについて解説していきます!

水槽サーモスタットおすすめ5選!

まず最初に、水槽用サーモスタットのおすすめを5つご紹介します。それぞれのアイテムごとに「おすすめポイント」を解説しますので、ご自分の水槽にぴったりのものを探してください!

ちなみにアイテム名の隣に併記されている数字は「ワット数」です。大きなワット数のものほど多くのヒーターを接続できる、大型水槽にも対応可能と考えてください。

ニッソー シーパレックス 600

ニッソー シーパレックス 600

ダイヤルを好きな温度に合わせるだけで、その温度を保ってくれます。

600ワットのアイテムのなかでは比較的リーズナブルで初めてのサーモスタットにはピッタリのアイテムです。コンセントは2口ついています。設定可能な温度は15~35℃です。

エヴァリス EVサーモ 600

エヴァリス EVサーモ 600WR-III

こちらのサーモスタットのメリットは「6℃から設定できる」という点です。

手軽に購入できる多くのサーモスタットでは15℃未満の温度設定はできないので、それでは困る、もっと低温にセッティングしたいという人にはピッタリのサーモスタットです。

コトブキ パワーサーモ 300

寿工芸 ICパワーサーモ ET-300X

水槽を複数置く予定がない、小型水槽だけでいいとお考えの方であれば、600ワットあってもパワーが強すぎるので、こちらのような300ワットのもので十分ですね。

コトブキのパワーサーモは温度がピタリと合うことでとても評判がいいんです。サーモスタットをセットしても設定した温度にならなければ意味がないですからね。そういう意味では小型水槽を楽しんでいる方にはこちらがイチオシです。

ニッソー シーパレックス 1000

ニッソー シーパレックス V-1000

1000ワットということで、大型水槽や複数水槽に対応できる大容量サーモスタットです。

電源、センサーコードともに2mと長いため、複数設置をあらかじめ想定した造りとなっていて便利に使えます。温度調整もきめ細かく設定でき、0~60℃の範囲で0.5℃ごとに設定可能です。また、設定温度から±3℃以上の差異が生じるとブザーが鳴り、LEDランプが点滅して知らせてくれますので、ヒーターの突然の故障が生じてもすぐに気づくことができます。

温度表示はデジタル式なので、パッと見てすぐに判断できるので便利です。

コンセントは3口用意されています。

レイシー サーモコントローラー

レイシー サーモコントローラー TC-101(単相100V用)

タッチ式パネルで温度設定ができるサーモスタットです。設定温度は0~50℃の範囲内で0.1℃きざみという、非常にデリケートな水温管理を可能にしてくれるアイテムなのです。±5℃でアラームが鳴ります。

ヒーターであれば1000ワット、クーラーであれば400ワットまで接続できます。また、スリープ機能が搭載されており、コードを抜かなくてもオフにすることができます。

ちょっと高価ですが、アクアリスト憧れの逸品です。

オートヒーターとの違い・メリット

ん?オートヒーターとサーモスタット、どう違うんだろう?と混乱してしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

こちらの項ではオートヒーターとサーモスタットの違い、サーモスタットを使う上でのメリットについて解説します。

メリットは主に以下の3点です。

  • 設定温度の幅が広い
  • 複数本のヒーターをセットできる
  • ヒーターの交換ができる

サーモスタットとヒーターとオートヒーターの違いについてはコチラの記事も参考にしてください。

設定温度の幅が広い

オートヒーターは「はじめから設定している温度」に水温を保つアイテムです。

26℃設定のオートヒーターであれば、26℃以外に変化させることはできません。ですがサーモスタットは設定温度に幅があるため、魚や水槽の状態に応じて設定温度を自由に変えることができます。多くのサーモスタットの設定温度は15~35℃程度の幅があります。

複数本のヒーターをセットできる

ほとんどのサーモスタットにはコンセントを複数接続できるように設計されています。

ですから、サーモスタットが1つあれば、複数本のヒーターを同時に管理できるわけです。

ヒーターの交換ができる

サーモスタットはヒーターと接続して使うのですが、ヒーターは基本的に消耗品です。アイテムによって異なりますが、寿命があり「いつかは壊れてしまうもの」です。各メーカーとも、保証対象は1年以内なので、寿命は1年なんだと思っておいた方が安全です。筆者の経験的にも、1年ほどすると調子が悪くなることが多いです。

ヒーターの寿命を過信すると「壊れるなんて思ってなかった!ヒーターの替えなんて用意していない!水温が下がってしまう、どうしよう…」という事態に陥りかねません。

サーモスタットとヒーターがセットになって販売されているものもあるのですが、ヒーターとの一体型の場合、ヒーターが壊れたら破棄せざるを得ません。ですがサーモスタットとヒーターが別であれば、壊れた方だけ交換すればOKですので、リーズナブルかつエコロジーな水槽管理ができます。

まとめ:水槽サーモスタットおすすめ5選!オートヒーターとの違い・メリットも解説

水槽用サーモスタットを使うことのメリット、おすすめのサーモスタットのご紹介をさせていただきました。

水槽用サーモスタットは、複数のヒーターが接続できる上に細かい温度設定をすることが可能なので、繊細な温度管理を求められる生き物や複数の水槽を管理している方などにはぜひ使っていただきたいアイテムです。

水槽内の生体たちにとって水温維持は命に係わる非常に大切なことです。大切な生体たちを安定した環境で飼育してあげるために、サーモスタットの導入をおすすめします!

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