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水換えしても濁りが取れない!アオコなどその原因と対処法を解説!

水槽の水を半分変えた、またはほぼすべて変えたにも関わらず一向に濁りが取れない。

そんな、アクアリウム水槽の水の濁りについて、お困りの方も多いのではないでしょうか。

水が濁っている原因が、コケやろ過不足が原因である場合は、たしかに水換えが効果的だとおもいます。

しかし、水換えをしてもなかなか改善されない、翌日にはもう濁っているといった場合は、他に必ず原因があります。

実を言えば、水槽管理の仕事をはじめたばかりの頃、筆者はこれに非常に悩まされました。

なぜ、水換えを含む水槽のメンテナンスはしっかりしているにも関わらず、水の濁りが取れないのかと。

じつはいくつか大きな原因があり、水換えでは改善できない問題だということが後に分かりました。

しかし、この問題は自分自身で発見することが非常に難しく、ベテランのアクアリストやプロショップの方から指摘されてはじめて分かることかもしれません。

ということで、ここでは水換えをしても濁りが取れない原因について、解説していきます。

水換えしても濁りが取れない原因と対処法を動画で解説!

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

頑固な水槽の濁りの対処法や原因を動画で解説しています。

水換えしても濁りが取れない!頑固な水槽の濁りの対処法を解説!

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水換えしても濁りが取れないのは何故か

水槽掃除

水換えしても水の濁りが取れない理由。

それは、シンプルに言うと水換えで解決できない問題が水槽で起こっているからです。

水槽の水が白濁もしくは色が付着し濁っていると、多くの方は水換えしないといけないと判断するわけですが、これがそもそも対応として間違っているということです。

しかも、ただ改善されないだけならまだしも、より症状を悪化させてしまうことすらあるのです。

正直この問題については、誰かからアドバイスをいただかない限り、なかなか気づくことのできない問題だとおもいます。

もし、今水槽の水がなかなか濁りが取れないと悩んでいる方は、一度下記項目を確認いただき、該当している場合はその通りに対処してみてください。

水換えしても濁りが取れない原因

水槽の水換え

水換えをしても、水槽の水がきれいにならない時の原因と解決策を、ここから解説していきます。

アオコの問題

アオコ

1番気づきにくく厄介なのがこのアオコです。

アクアリウムをやっていて、このアオコ問題に気づかずに苦労している、または、水槽リセットまでしている方もいるかもしれません。

アオコは、水換えだけでは解決させることができず、例え水槽内の水をすべて交換しても、翌日にはうっすら緑がかり数日経過すればあっという間に水槽内が見えないほど、緑ががってしまう厄介な水槽トラブルです。

では、そんなアオコはどのように対処したら良いのか。

アオコを除去するためには、下記2つがおすすめです。

アオコ除去剤を使用する

水槽用除藻剤 ニューモンテ(6錠入)1箱

アオコ除去剤を使用するのが1番簡単ですが、水草水槽では水草が枯れてしまうため使用できません。

商品自体の価格も1,000円以下で購入できますし、効果も絶大です。

まずは、水槽をアオコと疑ったらアオコ除去剤の使用を考えてみましょう。

ただし、このアオコ除去剤にはいくつか種類があり、なかには池などに使用する用途で作られた熱帯魚や金魚に使用できない商品もあるので注意しましょう。

筆者のおすすめは、ニューモンテという商品です。

殺菌灯

カミハタ ターボツイスト Z 18W

水草水槽や海水魚水槽の場合は、殺菌灯がおすすめです。

殺菌灯はコケの防止効果もあることから、アオコ除去の効果も期待できる商品です。

大型魚や、水草水槽、太陽光が当たりやすい場所の設置してある水槽など、アオコが発生する可能性がある場合は、予め殺菌灯を設置しておくことをおすすめします。

ろ過不足

水槽の白濁り

これも意外と気づきにくい問題ですが、水槽のろ過能力を超えている場合は水の白濁が水換えだけでは改善されない可能性があります。

バクテリアの浄化能力を超えて水が汚れてくると、水換えして一瞬良くなってもすぐにまた白濁してしまう問題があります。

そんな時は、ろ過能力をUPさせたり、ろ過フィルターの清掃、活性炭などの吸着ろ過を追加するなど改善していきましょう。

底床問題

水槽の底床材

例えば、水槽の底にソイルを敷いていている場合。

そのソイルを、水槽内の熱帯魚や、ろ過フィルターの水流、またはエアレーションなどがソイルの粒子を巻き上げてしまうことで、いつまで経っても水が綺麗にならないなんていう問題もあります。

ソイルでなくても、細かい粒子の砂や、底床が汚れている状態で底物の熱帯魚を入れると発生してしまう可能性がありますので、飼育する生き物との相性を考えて底床を選定するようにしましょう。

もし、底床が問題だと分かったら、底床を変更するか、熱帯魚を他の水槽へ避難させて対応するしかありません。

水槽を設置するスペースも限られているとおもいますので、設置管理する水槽と飼育したい熱帯魚の相性を事前調査することを怠らないように注意しましょう。

まとめ: 水換えしても濁りが取れない。その原因と対処法を解説

水槽の白濁り対策

いかがでしたか。

ここでは、水換えをしてもなかなか水の濁りが取れない原因と対処法を解説しました。

意外な落とし穴ですが、なかなか気づきにくいのも確かです。

もし、今現在水の濁り問題悩んでいる方は、こちらを参考にしていただければとおもいます。