水槽レイアウトを制作する中で、ここが見所という水槽レイアウトを制作することを意識したことがありますか。
じつは、美しいと感じる水槽レイアウトには、見どころとなる部分が隠れていることが多いものです。
アクアリウム水槽の見どころといえば、つい熱帯魚の数や種類で変えようとおもわれるかも知れませんが、じつは水槽レイアウトを上手に作ることで、水槽内に更なる見どころを作り、より美しい水槽レイアウトが制作できるようになります。
しかし、これからはじめてアクアリウム水槽へチャレンジしたい方からすると、何をどうしたら魅力ある見どころが作れるか、いまいちピンと来ないはずです。
そこでここでは、アクアリウム水槽の水槽レイアウトに見どころを制作するポイントを紹介していきたいとおもいます。
水槽レイアウトの見どころとは
水槽レイアウトの見どころとは、簡単に申し上げれば最も目立つ場所を指します。
目立つ場所を制作するにはいくつかのポイントがあり、そのポイントを知って実践するだけで、水槽内へメリハリが発生し見どことあるアクティブな水槽レイアウトとなります。
では、どのようなポイントを知り実践すれば、見どころを水槽内に作ることができるのか。
これから解説していきたいとおもいます。
見どころ制作1: ボリュームを出す
最も簡単に見どころを出すポイントとして、水槽内の一部にボリュームを出すことです。
ボリュームのある水草や、大型の流木、または石でも良いです。
とにかく、水槽内の一部に高さがありボリュームのある場所を作ることで、水槽内を華やかにしつつ周りを引き立てる事ができ、メリハリのある水槽レイアウトとなります。
水草育成に自信のない方は、大きい流木や石だけでも迫力ある見どころ満載の水槽レイアウトとなりますし、活着系の水草を使い流木に配置すれば、さらに見どころある水景を制作することができます。
この方法を使えば、アクアリウム初心者の方でも水槽内に見どころを作ることは簡単ですから、ぜひチャレンジしていただければとおもいます。
なお、1つだけ注意を。
それは、欲張って水槽全体をボリュームアップするのは、おすすめしないということです。
水槽レイアウトに自信があり、全体的にボリュームを出しても上手にまとめられるという方は構いませんが、やはり侘び寂びを水槽レイアウトに反映することが水槽レイアウトの見どころが分かりやすく、美しい水槽レイアウトとなると筆者は感じています。
この点を理解しながら、SNSでアクアリウムの写真を見ながら、自分の好みにある水槽を見ていただくと、よりイメージしやすいとおもいます。
見どころ制作2: 差し色を使用する
例えば水草水槽なら、赤色の水草を使用することでグリーン系が多い水草の中で強く目立たせることができ、簡単に見どころを制作することができます。
ただし、簡単に見どころを制作できる反面、気をつけなければならず、やや上級者向きでもあります。
それは、良くも悪くも目立ってしまいますので、多用するとのっぺりした水槽レイアウトになりやすいということ、さらに赤色の水草を美しく維持をしながら制作するということは非常に難しいということです。
赤色水草を使用したい場合は、水槽中央付近に植栽または、水槽レイアウトの中で最も目立たせたい場所に植栽することをおすすめします。
また、赤色の水草を美しく維持するには、鉄分、カルシウム補給や二酸化炭素添加、そして照明選定などに経験と技術が必要です。
水草水槽に自信のない方は、赤色の水草を育てるには技術と道具が必要だということをふまえてチャレンジしていただきたいとおもいます。
もしも、もっと簡単にできる方法は無いかとなれば、赤色だけ人工水草を使うなどするのも有効ですし、人工水草のみでの水槽レイアウトの場合は、赤色の人工水草をここで解説したイメージに則り使用することをおすすめします。
見どころ制作3: トンネルを作る
水槽レイアウトに魚が通り抜けることができるまたは、休憩場所となるトンネルを制作すると、そこが大きな見どころとなります。
とくに、コリドラスがトンネル流木の下で休んでいる様子は、飼育者を癒す最強な見どころではないかとおもっています。
トンネル制作では、流木または、各メーカーから販売されている水槽レイアウト用品を使用すると良いでしょう。
今まで解説した、見どころを生かした美しい水槽レイアウトとは変わり、熱帯魚主体の見どころを制作するレイアウトも非常に面白い点ではないでしょうか。
水草水槽やレイアウトにさほど興味ない方でも、簡単にチャレンジできます。
まとめ: 水槽に「見どころ」を作ろう!目を引く水槽レイアウトデザイン方法とは
いかがでしたか。
ここでは、水槽レイアウトの見どころについて解説いたしました。
水槽レイアウトの見どころを知るだけで、グッと水槽レイアウトも上手になりますし、今よりアクアリウムが楽しくなるとおもいます。
とくに、水槽レイアウトに今まで興味なかった方や、興味はあるんだけどもどこから手を付けたら良いかわからない方は、ぜひここで解説した水槽レイアウトの見どころへチャレンジしていただければとおもいます!!
熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
アクアリウム専門のYouTubeチャンネル『アクアリウム大学』も配信中!
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