大切な熱帯魚や金魚を地震から守るには
地震が起きた時に、水槽が倒れたり水があふれたりして、お魚が飛び出してしまわないか。
地震の影響で停電になって、お魚が生きていけないのではないか、など心配ですよね。
なんといっても、アクアリウムと地震は非常に相性が悪いですから。
もし地震があった時、ご自身のアクアリウムがそのような事態にならないように、対策をしておくことが大切です。
今回は、大切なお魚の命を守るために、どういう対策があるのか考えてみました。
魚を地震から守る準備と対策
それでは、具体的にみていきましょう。
地震が起これば、そこから行動していては間に合いません。事前に準備と対策が必要です。
1.地震が起きたときのために以下のものを用意しておこう
地震が起きても、水槽に影響がなければ何も問題はありません。
しかし、地震が起きれば水槽が倒れたり、水があふれてしまうことがあります。
東日本大震災でも、このようなケースは数多くあったようです。
もし、魚が飛び出たりした時は、以下のものを準備しておけば、被害が軽減できる可能性があります。
簡単に用意できるものもありますので、水槽周りにおいておくと良いでしょう。
①乾電池式エアポンプ
乾電池で動作するエアポンプのことです。
停電になったときは、すべての機器類が止まってしまいます。
電気が復旧するまでの間の一時しのぎですが、酸素が供給できるので用意しておくと良いでしょう。
電池の容量などにもよりますが、数時間から1日程度であれば空気が出続けます。
実は、弊社の水槽メンテナンスサービスでも、こちらのポンプはよく使います。どのような時使うかというと、弊社の水槽は商業ビルなどに設置されていることも多くあります。
定期的に停電があるケースもあるので、そのようなときはこのエアポンプを設置して停電期間をしのぐのです。
②予備の水槽
地震によって水槽が壊れるケースがあります。
水槽が倒れて破壊されなくても、ヒビが入る程度であっても水が漏れれば水槽は使い物にならなくなってしまいます。
そうなったら、魚を入れておく場所がなくなってしまいます。その時点で、魚をどこに入れようか入れ物を探しても、もう遅いのです。
そうならないために、できれば予備の水槽を用意しておくことをお勧めします。
ご自身の水槽と同サイズのものでなくても、一回り小さいものでも構いません。もっというなら、水槽でなくても大型のバケツなどでもよいでしょう。
もし水槽が壊れたらという想定をして、魚が全て入る容器を用意しておくようにしましょう。
水槽の地震対策として、ジェルマットもおすすめです。
③水槽に巻く保温材やカイロ
これは、寒い時期限定で、更に電源が喪失したらという前提です。
当然水温が下がれば生体は死んでしまいます。
そうなった時には、とにかく温めたり、保温したりして魚の延命をはかって下さい。
シートでくるむとか、カイロを当てるとか、色々と方法はあるはずです。熱帯魚であれば水温を25度付近で管理されている水槽が多いと思います。
何もしなければ水温が極端に下がるので、何とかして、水温を下げない工夫をして下さい。
また、使用する物を水槽台の中に入れておくとか、事前に準備しておくようにしましょう。
2.魚が飛び出さないように水槽を工夫しよう
魚が飛び出す原因としては、水槽が倒れたり、揺れて水があふれることが想像できます。
そもそも、倒れたり溢れたりしないような対策をすることをお勧めします。
以下の記事には水槽の地震対策として、対策が8つ記載されているので、ぜひ参考にして下さい。
きちんと対策ができれば、よっぽどのことがない限り倒れたり、水があふれたりしないはずです。
まとめ:地震から水槽の魚を守る対策
地震が起こったら、まずご自身の身を守ることが最優先だと思います。
しかし、魚も生き物です。命を大切にするために、事前の準備を怠らないようにしましょう。
電源が喪失した時、乾電池式のエアーポンプがあるだけでも、生体の生存確率は格段に上がるでしょう。
いつくるとも分からない地震ですが、この機会に魚の命のことも考えてあげてください。
知る人ぞ知る、東京アクガーデンのトップ代表CEO。
魚の知識は少ないけれど、熱帯魚業界は熱く語ります。
20キロ痩せたことが一番の自慢、ダイエットも仕事も同じだー!!
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