誰でもわかるアクアリウムのはじめかたを解説!
初めての水槽立ち上げから、水槽の運用・管理方法まで、わかりやすくご説明します。
長期的に安定したアクアリウムにするための知識も盛りだくさんです。
アクアリウムの立ち上げ3ステップ!
アクアリウムを立ち上げるための基礎知識やながれを3ステップで解説します。
水槽の設置から水質が安定することをアクアリストや愛好者は『水槽が立ち上がった』と表現します。
必用な資材からバクテリアの作用を理解して長期安定を目指しましょう!
水槽に入れる魚や生き物の選び方!
運用予定の水槽では、どんな魚が何匹飼育できるのか?と悩まれる方も多いです。
実際に魚をいれてみたらケンカをしてしまった、ということも良くあります。
ここでは、魚の選び方や考え方を解説します。同時に、初心者におすすめな人気の熱帯魚20選の記事もご紹介します。
水槽メンテナンスにはこれを使おう
きれいな水槽を保つには、お掃除(メンテナンス)を行います。
メンテナンスで役立つアイテムをご紹介します。
砂利クリーナー
排水とともに底砂の汚れを吸い出すクリーナーで、代表的な商品として『プロホース』があります。
底床の掃除はゴミ取りだけでなく、病気の原因となるエロモナス菌などが使う養分を減らすことができます。
コケ取りアイテム
緑コケ・茶コケなど、水槽にはえ美観を損ねるコケの撃退は、アクアリウムでよくあるお悩みです。メラミンスポンジやヘラなど、コケの種類と性質にあったお掃除アイテムを使用することで効果的に取ることができます。
10L以上のバケツ
水換えで必要になるのが、容量の大きいバケツです。10L以上のサイズがおすすめで、水換えだけでなくちょっとした隔離やレイアウトアイテムの洗浄などにも使用できます。バケツへの注水量は約7割程度だと安全にご使用いただけます。
活性炭
吸着作用がある活性炭は、飼育水の濁り・臭い・流木のアクなどのトラブル解決に役立ちます。水流が当たる場所でないと十分に吸着できないため、ろ過フィルターへろ材と共にセッティングして使用します。効果は約2ヶ月程度の消耗品です。
水槽運用で使いたい機材
水槽用照明
水草水槽やサンゴ水槽に必須です。LEDは進歩が大きく明るさ・波長が強く重量が軽い優れた製品が多数発売されています。照明は決まった時刻に点灯することで、魚たちのバイオリズムを整える効果があります。
水槽用ヒーター
熱帯魚飼育の基本アイテムで、外気温の飼育水への影響を無くすために必要です。冬だけでなく、夏のエアコンや春秋の不安定な気温下でも水温を一定に保つことで、魚たちのコンディションは安定します。
水槽用クーラー
熱帯魚は水温30度以上、水草は28度以上、サンゴは27度以上で衰弱してしまいます。日本の風土で海外の生体を飼育するには欠かせないです。エアコンで室温を調整する方法とコストが安い方を選ぶと良いです。
エアレーション
魚たちの酸欠を防ぐアイテムとして有名ですが、飼育水の溶存酸素量を増やすことで、成体の発育促進、良くないバクテリア(嫌気性菌)の抑制も行えます。嫌気性菌が減ると嫌な臭いも抑えられることがあります。
おすすめ!ろ材
ろ材にはウールマット・リングろ材・ボールろ材・ゲルろ材など様々な種類があります。水質(pH)を調整できるタイプもあるため、飼育生体にあったろ材を選択・使用することで、安定した飼育ができます。
バクテリア剤
飼育水の中にはアンモニアを変換してくれる硝化バクテリアがいます。バクテリアを直接水槽に導入し、働きをより高めて水質を向上させるために使うのがバクテリア剤です。PSBやBioコールといった製品が人気です。
水草用肥料
水草を美しく育て、長く維持するためには水草用肥料が大切です。地上の植物と同じで、水草も成長にはそれなりの養分を消費します。難しいとされる水草の育成や、水草の絨毯を作る際には必須です。
水温計
水温は生体の健康に大きく影響します。水温の上下が激しい環境ですと、体力を消耗し病気になる確率が上がってしまいます。そんな大切な水温をしっかり目視できる水温計はアクアリウム水槽の基本装備の一つです。
水質チェッカー
一見しただけでは水は透明ですし、水換えのタイミングは見極めが難しいです。水質検査薬や試験紙を使用することで、水換えの目安になるpHやアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度などを計ることができます。
CO2添加装置
一部の水草(リシア、グロッソスティグマなど)を育てるためにはCO2が必要です。飼育水内のCO2は魚からも供給されますが、難易度の高い水草を美しく育てるためにはCO2は添加装置(ボンベ、ディフューザーなど)を使用します。
殺菌灯
白点病など、水槽内に蔓延するタイプの寄生虫や藻類、菌類を駆除できるアイテムです。効果は非常に高く、厄介な白点病が多い海水魚飼育などで採用されますが、アオコで悩む水槽でも効果を発揮します。
プロテインスキマー
海水魚水槽やサンゴ水槽で使用する機材です。水中の不要な硝酸塩を減らします。海水魚でも体長によってはかなり水を汚しますし、サンゴは硝酸塩が検出されると体調を崩してしまうため必要です。