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大丈夫!金魚はコケを食べると元気に育つ!水槽コケ対策も一石二鳥

金魚を飼い始めて、ある日。
いつものように水槽をのぞいてみると、

コケの生えた水槽の壁をつっつく金魚たち。

もしや・・・コケを食べている!?

アクアリウムにつきもののコケは、金魚には最高の健康食品!

水槽を設置して1ヶ月もすると、その壁面にはコケが付き始めます。

茶、緑…水質によって様々なコケが生えてきますが、そのどちらもが実は金魚の大好物です!

水槽の壁面に生えたコケをスクレーパー(ヘラ)などで削ると、金魚たちはワァーッと近寄ってきます。

そして、そのコケを頬張るのです。

「コケなんて食べちゃって大丈夫?」と不安に思いますが、コケは普通のエサでは補いきれない栄養素をたくさん持った、ミラクルフードなんです!

こんなに凄い!金魚に効果てきめん!コケの力

色が綺麗になる!

コケに豊富に含まれるβカロテンやミネラルにより、いわゆる「色揚げ」という効果が期待できます。
コケなどの植物性の栄養素を取り入れた金魚は、美しい体色になります!(※個体差あり)

特に朱文金やオランダなどのキャリコ柄に含まれる黒い色素は、植物性の栄養素の影響が大きいです!コケの代わりにクロレラ(錠剤を砕いたもの)などを与える方もいます。

逆に赤を濃くしたい場合はスピルリナ(アスタキサンチン)が有効です。

茶苔より、緑苔のほうがはるかに栄養価が高いです!

健康になる!

植物性のコケには整腸作用があります。

金魚は品種改良により、肛門や消化器官があまり発達していないので、消化不良を起こしがちです。

消化不良になると、金魚は病気になってしまいます。

消化不良に陥った金魚はフンの様子を見ることで判断ができます。

そんな金魚たちにとって、コケのような植物性の食べ物はまさにうってつけといえます。

さらにビタミンも豊富ですので、免疫力も向上し、長生きしてくれます!

もちろん、マツモなどの水草(金魚藻など)を食べても同様の整腸作用は得られます。

また、ストレスを解消させる効果もあります!

肉腫(病気の一種)の発達にも影響を与えるといわれています。

野菜も食べる子は健康になるということです!

こちらが、いわゆる「金魚藻」といわれる水草の一種、マツモです↓

水質浄化作用!

コケには実は水質を浄化してくれる働きがあります。

金魚の出すフンなどから生まれるアンモニアを栄養源としているため、アンモニアの分解に一役買ってくれるのです。しかも、バクテリアの住処にもなります!

玄人飼育家の中には『コケを育てる』という方もいます。

ある程度コケを残しておくのも、よい水槽環境を作る秘訣なのかもしれません。

青水(グリーンウォーター)という飼育水

コケを金魚にあげるやり方を進化させたものに、青水飼育』というものがあります。

青水とは、太陽の光をたっぷりあて、『アオコ』を発生させた水のことです。

その名の通り、緑色をしています。屋外で飼育されている場合に発生しやすいです。よく、日の当たる場所に水槽を置いておくと、緑コケだけでなく、水自体が緑色になりますよね!

まさに、水全体が栄養価抜群の餌状態の青水ですが、夏場などは酸欠になりやすかったり、エロモナスなどの病原菌が繁殖する危険性などもあり、質の維持が大変です。

そのデメリットをもってしても、質の良い青水を保つことができれば、金魚にとってこの上ない生活環境になります!

丸い金魚(らんちゅうなど)は特に、体型も理想的なものになり、美しい金魚に育ちます!

でもやっぱり、コケが嫌な場合

とはいえ、コケが生えてくると観賞しにくくなるのは間違いありません。

緑ならまだしも、茶コケの場合、見た目も美しくありません。匂いもします。

こまめに取っているのに、どんどん生えてくる…。

そんな時におススメなのが、お掃除屋さんの貝『石巻貝(イシマキガイ)』です。

熱帯魚水槽ならばヤマトヌマエビなどの他のお掃除生体の候補もいるのですが、何しろ金魚は、エビを食べてしまいます。小さすぎる貝もNGです。

石巻貝なら適度なサイズで、金魚の口に入らないため、おすすめの生体です!

のろのろと動き回るキュートな姿もおススメです。

その他、コケ対策はこちらをご覧ください!

コケとは付き合い方次第

コケはデメリットだけではありません。

金魚にとって最高の食べ物です。

生えてしまったらすぐに掃除してしまうのではなく、じっくりと『コケの質』を観察してみると良いです。

どんな種類のコケなのか、緑なのか茶色なのか、悪くなってしまったコケなのか、はたまた新鮮なコケなのか…匂いがひどいようなら、掃除してしまいましょう。
新鮮なら思いきって金魚にあげてみてください。

きっと、喜んで食べてくれますよ!