熱帯魚・金魚の水槽・アクアリウム情報メディアサイト「トロピカ」

フォローする

水換え(換水)の手順ポイント! ー海水水槽編!ー

大事な水槽の水を換える時の手順とポイントをお教えします!

水換えの必須アイテム7つ!

使う道具を一挙ご紹介! 大まかに言うとこの7つになります!

  1. ホース
     ホースは2メートルくらいのものを買いましょう! 短いと排水溝に届かなかったり上手く水槽の底を掃除できません!
  2. スクリーナー
     太くて大きい物から、細長い物までありますが、私は細長い物をオススメします! 太い物だと水槽内のライブロックなどを動かさないとできない場所もあります!
  3. 15ℓ~20ℓサイズのバケツ
     バケツは3~5個くらい用意していると良いですよ! 水を捨てる時、入れる時、機材の掃除をする時、魚の一時避難所など、色々使えます!
  4. Ph試験紙(海水用)
     水槽水の状態を知ることが出来る便利アイテムです! 紙や液体など、色々な水槽水の検査キットがありますが、紙の方がやりやすいとは思います!
  5. 海水の素(写真はインスタントオーシャン)
    海水を作ることが出来る人工の塩です! 海水水槽の水換えの時は必須です!
    ・海水の素は本当にたくさんの種類があります!こちらも参考にしてみてください!【人工海水と天然海水の違い】
  6. 比重計
     海水の比重を測る機器です! 値が1.023がちょうど良いです! 1.020~1.024でも大丈夫ですよ!
    この機器の注意点!! 使った後と前は真水で洗いましょう! そうじゃないと針に塩がついて正確な比重を測れなくなってしまいます!
  7. タオル
    3.4枚あるといいですよ!

※オーバーフロー水槽の場合はウールマットも用意しておきましょう!

海水水槽の水換え(換水)手順

まず第一に、水槽内の水を抜く前に水槽のコケなどのお掃除を済ませておきましょう!

手順1・水を抜き始める前の準備!

  1. 水槽のポンプを止めましょう!
    ポンプをつけたまま水を抜いてしまうとポンプが空回りして故障の原因にもなってしまいます!
    オーバーフロー水槽でも同じです。止めておきましょう!
  2. 試験紙で水槽の状態を調べましょう! 
    亜硝酸や硝酸塩が多く出ている場合には多めに水を換えなくてはいけません!
  3. 比重を測りましょう!
    今の海水の比重を知っていないと、新しい海水を入れる時に困ってしまいます!その理由はのちほど、、
  4. ホース、スクリーナー、バケツを用意!
     もしホースに吸盤がついているタイプならバケツに吸盤をつけておくと良いですよ! ホースがバケツから落ちて床が水浸しに!なんてことが予防できます!
    もし近くにお風呂や、排水溝、外の側溝などがあり、ホースが届きそうなら直で捨てましょう! 意外と水の入ったバケツって重たいです、、、男性でも20ℓの水を運ぶ時は大変そうです

手順2・水を抜いていこう!

水は基本的に一週間に一回、水槽の中の水の1/4~1/3を換えていきましょう! 一気に沢山換えると魚の負担が大きくなってしまいます!

  1. ホースを通ってバケツにちゃんと水が入っていくのを確認しましょう!

    この時バケツからホースが外れて床が水浸しになっていないかと、ホースの向きが上向きになっていて水がはねていないかを確認です! 確認せずにそのまま水を抜いていたらあわや大惨事です!
  2. ライブロックを綺麗にしよう!

    ライブロックを入れている方はホースの先端で水を吸いながらライブロックを綺麗にしましょう! 綺麗に見えるライブロックでもデコボコの部分や小さな穴など、意外と汚れが溜まっています! ホースを近づけると汚れを吸い取ることができます!
    名前の通り生きている岩です! 岩たちのお世話も忘れずにやってあげましょう!!
    ・海水レイアウトの方法はこちら!【こんなに簡単!!プロが教える海水水槽レイアウト術】
  3. 砂を綺麗にしましょう!!
     ここで気をつけてほしい点があります! あなたの水槽の砂は粗め?細かめ?
    粗めの方はこちら↓↓↓
    ・サンゴ砂として販売され、主に1センチ未満のものを指します。
    ホースとストレーナーを連結させましょう! 連結させたらストレーナーを砂に刺します! 砂の中の汚れが この時汚れを極力舞わせない様にしましょう!
    エビを飼っている方はその抜け殻があったら忘れずに吸ってしまいましょう!
    細かめの方はこちら↓↓↓ 
    ・主にパウダーなどと言われていて、1mm以下の砂です。
    ストレーナーは使わずに砂に大きな汚れが落ちていたら砂を吸わない様に気をつけながらホースを近づけ汚れだけ取りましょう! 本当になれたら砂にストレーナーをしても大丈夫ですが十分気をつけながらにしましょう!

!!水を抜いている時の注意点!!

注意点は3つあります

  1. 魚の吸いこみに注意!!
    ストレーナーやホースで汚れを取っていると魚は慣れてくると寄ってくることがあります! その魚の性格にもよりますが、縄張り荒しだと思い人の手をつついてくる子もいます! 誤ってストレーナーで魚を吸わない様に気をつけましょう!!
  2. 砂の舞いあげに注意!!
     海水の砂の中には寄生虫が潜んでいることがあります! 砂を舞わせてしまう事でその寄生虫が水槽内を漂ってしまう事も! 可愛い魚に寄生虫がついたらイヤですよね!
  3. 巣に注意!!
     魚の種類にもよりますが砂を掘って巣にする魚もいます。 有名どころでいうとジョーフィッシュなどですね。 そういった魚の巣がある場合はストレーナーをしない様に! 穴さえ気をくけていれば、、と思っていても意外と穴同士が繋がっていたり、ライブロックの下で巣が繋がっていることもあります!!

手順3・水を水槽に入れていこう!

まずは海水を作りましょう!

 大きめのバケツ人工海水を入れ水道水を入れていきます。

その際に、少しでも早く溶かす為にかき混ぜましょう! きちんと溶けきっていないまま水槽に入れると魚にあまりよくありません。

 この時のポイント!! 水を入れながら出来るだけ手でかき回しましょう!! そうすることで海水の素も溶けやすくなりますし、海水に空気(酸素)が入るので魚にとっても嬉しいのです!

溶けたところで比重計の出番! 比重を測り 1.023 になるように合わせましょう! 1.022~1.024辺りなら許容範囲で大丈夫です!

しかし!! 水を抜く前の比重が高すぎたり、低すぎる場合は、水槽の海水が1.023になるように工夫しましょう!!

温度は今の水槽水と同じになる様に合わせましょう!!

大きめのバケツが無い場合は、2ℓペットボトルに人工海水と水を入れて振りましょう! 凄く楽ですよ

!!海水を作る時の注意点!!

温かすぎない水で海水をつくりましょう!

こういう粉って温かい方が溶けるのでは? と思うかもれませんが違うんです!! 最初からお湯や温かい水でやると逆に溶けにくいんです! 最初は少し冷たいくらいの水で、後から温度調節をしましょう!

海水を水槽内に入れましょう!

ただ水槽にダバーッと水を入れればいいというわけでもありません!

この時の注意点が2つあります!

  1. 水槽とバケツの間にタオルを挟みましょう!

    直に水槽にバケツをつけて水を入れようとすると、水槽を傷つける原因となってしまいます!
  2. 砂が舞わない様に手で受けましょう!
    水槽にそのまま水を入れると水の流れで砂が舞ってしまいます! 空いている手で水をうけましょう! そうすれば砂も舞わないし、魚がびっくりすることもありません!

水を入れ終えたらポンプを回しましょう!

※オーバーフロー水槽の場合はこちらも見てくださいね!!

 ウールマットの交換を忘れずにしましょう!! 意外と直ぐに汚れるウールマット。 綺麗に見えても一週間に一度は交換しましょう!!

海水は濾過槽のどこまでいれれば? と思っている方もいますよね? 目安としては、ウールマットに海水が浸からない位置で、ポンプが切れても濾過槽から海水が溢れない位置です! 場所が分かったら濾過槽にシールを張ったりペンで書いて分かりやすくしておきましょう!

手順4・最後のチェックをしましょう!

チェックポイントは3つ!

  1. 塩ダレはしていない?
     海水が垂れてしまったり跳ねて壁についてしまった。なんてことありますよね。そのまま放っておくと、塩がついてザラザラしてしまいます! 水槽、水槽近くの壁や床をきちんと拭いておきましょう!
  2. 機材は正常に動いている?
    機材の付け忘れ、機材の寿命や故障など、万が一のことを考え、毎回しっかりとチェックしましょう!
    水槽にも寿命があります! もし長年同じ水槽を使っている方がいましたら注意して下さい!
    水槽寿命についてはこちらをご覧ください!【水槽にも寿命がある!? 買い替え時期や耐用年数について!】
  3. 魚は元気に泳いでいる?
    水を換えた直後は魚も驚いてソワソワしているかもしれません。少し時間たってからで良いので、ちゃんと泳いでいるか、ちゃんと呼吸をしているかのチェックをしましょう!

この3つは絶対にチェックをしましょう!!

これから海水魚を飼う方はこちらをご覧ください!↓↓

定期的な水換え(換水)をして魚のためによりよい環境を作ってあげましょう!!

それではよりよいアクアリウムライフの為頑張りましょう!