インターネットが日常生活に必要不可欠になった現在、アクアリウムの情報収集にはWEB検索が欠かせません。しかし、ネット上の情報は「キーワード検索」という特性上、「自分が知らない言葉は(原則として)検索できない」というジレンマを抱えています。
それでも「新しい情報が欲しい! アクアリウムの流行を知りたい!」という方におすすめなのが熱帯魚や水草の情報誌&雑誌です。
熱帯魚を飼育していない人にアクアリウムの雑誌があることを話すと、驚かれることが多いのですが……アクアリウム業界の流行や新情報を知るには、WEB検索に加えて雑誌を読むことがおすすめです。2つを組み合わせることで、アクアリウムについて、よりたくさんの情報を仕入れることが可能になります。
(毎月11日発行)アクアライフ/アクアリウム雑誌と言ったらコレは外せません!
初心者におすすめしたい熱帯魚の雑誌と言えば、アクアライフは王道です。
初心者向けの企画から玄人好みの情報まで取り扱っており、最新の幅広い情報収集が可能です。バックナンバーが取り寄せ可能ですし、ネットオークションなどにも出回っていますので、興味がある内容の号を探してみて下さい。
余談ですが、姉妹誌の『ビバリウムガイド』は両生類や爬虫類の情報を取り扱っています。生き物好きなら、目を通しておいて損はないです。
(毎月10日発行)アクアジャーナル/水草を育てている人なら一度は読みたい
世界的な水草レイアウトのコンテストを主催していて、高級志向の水草関連機器の先駆けでもあるADA(アクアデザインアマノ)。そんな日本の水草業界の最先端にいるADAが発行している水草の雑誌です。
正直、初心者にはハードルが高い内容もありますが、使用されている写真(水槽のレイアウト)がかなり綺麗で迫力があり、絶対に「いつかこんな水槽を作ってみたい!!」と思えるものなので「初心者の人にも読んで欲しい雑誌」になります。
2017年10月までも1冊500円という購入しやすい価格で販売されていましたが、なんと2017年11月のvol.266からは1冊100円という、買わない理由が無い価格で購入できるようになりました。
なお、一般の書店ではなく、「ADAの商品を取り扱っているアクアリウム専門店じゃないと購入できない雑誌」ですので、少しだけご注意ください。ADAのホームページからアクアジャーナルを購入できるお店が検索できますので、ぜひ探してみて下さいね。
(年4回発行)アクアスタイル/流行しているスタイルはお任せを
3ヵ月置きに年4回発行される雑誌です。内容は熱帯魚、水草、甲殻類などのアクアリウム全般に関してですが、その年の発行月に流行している情報をタイムリーに取り扱っている印象を受けます。
新しい情報を仕入れたい時に、読んでみるとかなり参考になる雑誌です。
(年1回発行)世界の熱帯魚&水草カタログ/新着も定番魚も押さえています
毎年発行されている、水草の情報誌です。
水草のレイアウトやコンテストなどの情報を得ることができますので、初心者から上級者まで楽しめる内容です。
年に1回だけの発行なのが残念なくらいです。水草レイアウトに挑戦してみたい時にあると楽しい情報誌です。
(休刊中)楽しい熱帯魚/この雑誌を見て、自作にハマった方も多いはず?
初心者向けの情報を多数取り扱っている雑誌で、とても読みやすい内容でした。特に、自作についての特集記事がしばしば掲載されており、この雑誌を読みながら自作の世界にハマった方も多かったのではないかなと思います。
残念ながら2017年12月現在も休刊中となっており、再開は未定です。
ネットオークションサイトなどでバックナンバーを購入できるので、興味がひかれるタイトルの号を購入してみるのもアリだと思います。
(休刊中)フィッシュマガジン/私も愛読していました
個人的には、アクアライフと人気を二分するような有力な熱帯魚情報誌だったという印象を持っています。内容は、熱帯魚や水草を中心に、アクアリウム全般について情報が掲載されていました。
残念ながら2017年12月現在も休刊中となっており、再開は未定です。
ネットオークションサイトなどでバックナンバーを購入できるので、興味がひかれるタイトルの号を購入してみるのもアリだと思います。
おわりに/水槽とアクアリウムを初心者が学ぶためのおすすめ雑誌や情報誌
ここまで、私がおすすめしたいアクアリウムの雑誌&情報誌を紹介してきました。定期的に発行されているものを読むだけでも、かなりの情報を仕入れることができます。
しかし、水槽や熱帯魚の情報を得られるのは、上記の雑誌や情報誌だけではありません。
園芸コーナーに置いてある「コケリウム」や「観葉植物」の本、ペットコーナーに置かれている不定期発行の「ボトルアクアリウム」や「個々の水生生物(メダカ、甲殻類、金魚、アロワナなど)に限定した本」なども目を通してみると面白い情報が多数掲載されています。
大きな書店のペット書籍コーナーは、情報の宝庫です。インターネットでの情報収集と合わせて、ぜひ参考にしてみて下さい。蛇足ですが、個人的には「養殖ビジネス」という水産業者向けの業界雑誌も面白くて好きです。初心者向けではありませんし、結構なお値段がしますが、魚好きにはたまらないと思います。
もちろん、「トロピカ」の記事に目を通すのもお忘れなく♪
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