アクアリウム周りでケーブルの収納で悩んだことはありませんか?
筆者は「美しさを楽しむためのアクアリウムで、どうしてこんな黒々としたケーブルを多量に生やさなければならないのか!」と苦悩したことがあります。
幻想的なアクアリウムの横にケーブルが見えてしまうと、一気に現実に引き戻されたようで少し残念な気持ちになってしまいますよね。
アクアリウムに電気機器は必須なので、ケーブルから逃げることはできません。でもちょっとした工夫で美しくスッキリと収納することができるのです。ケーブルでお悩みの方は必見です!
水槽用品はケーブルが多い!収納の方法とコツとは
硬いし太いしなかなかまとまってくれないケーブル類、
- どうしたらまとまるのか
- どんなポイントに気を付けながらまとめたら良いのか
以上2点に焦点を当てながら、具体的に解説していきます。
正しいまとめ方
ケーブルをきつく折り曲げすぎると破損の恐れもありますし、抵抗をかけると蓄熱と言って熱がたまる状態になってしまいます。
よって、ケーブルは「ふわっと丸くまとめる」のが正解です。丸くまとめたら結束バンド等で固定しておきましょう。特に高パワーの設備(ワット数の大きいもの)は蓄熱しやすいので、ケーブルを折り曲げすぎないような注意が必要です。
ケーブルとコンセントは位置にも注意!
よしケーブルは丸くまとめたぞ、で、これ何処に置こう?となりますね。
ケーブルとコンセントを床に直接置いたり、不安定な場所、水槽よりも低い位置に置いたりするのは避けましょう。気づかずに踏みつけると破損の恐れがありますし、不安定な場合ぶつかって落下の恐れがあります。また、低い位置に設置すると飼育水がかかってしまうかもしれません。コンセントに水は厳禁、漏電の可能性がありますのでその点は充分注意してください。
アクアリウム周りの事故や防止策についてはコチラの記事も参考にしてください。
ではどこなら適しているでしょうか。
コンセントにホコリがたまって発火することもありますので、ベストは水槽台の中など、水やホコリを防げる箇所です。水槽台は無いや…という方は、ケーブルボックスを用意すると安心です。ケーブルボックスについては下で詳しくご紹介します。
アクアリウムのケーブル収納解決策
アクアリウムのケーブル収納に非常に役立つアイテムを3つご紹介します!
- 結束バンド
- ケーブルボックス
- ケーブルクリップ
の3点です。
結束バンドを使う
上でもご紹介した結束バンドはとても使いやすいアイテムです。
特別な工具などがなくてもすぐにケーブルをまとめることができますし、強固なので外れてしまうこともありません。また1本あたりの価格もリーズナブルなので気軽に使用できます。
硬いプラスチックせいの結束バンドは好きじゃないという方には、面テープ製のものがおすすめです。
これならやり直しも効くので初心者の方でも安心して扱えます。
ケーブルボックスでホコリも対策
ケーブルボックスとはその名の通りケーブルを収納するための箱です。ただの箱というわけではなく、ケーブルの必要な部分は出しておけるように隙間が空いていて、使いやすく設計されています。
ケーブルの不要な部分をすべてこの中に収納してしまえば目立たせず綺麗に収納できますね。飼育水やホコリも防いでくれるので一石二鳥のアイテムです。
ケーブルがのたうっているのに比べて、非常に美しくスッキリして見えます。
カラーもホワイト、ブラック、ブラウンなど豊富ですしサイズもたくさんあります。お持ちの水槽に付属するケーブル数に合わせて選べるのも嬉しいポイントですね。
ケーブルクリップで導線を整理する
ケーブルクリップは水槽台の壁面などに張り付けて、ケーブルの位置を誘導、固定するためのアイテムです。これがあればケーブルがのたうつこともなく、邪魔にもならず、スッキリと思うとおりにまとめることができます。
筆者は個人的にケーブルがうねうねしているのが大嫌いなので、このケーブルクリップが大好きです。ケーブルをまっすぐに固定できるところが良いです!
水槽台の中も整頓しよう
水槽台の中にケーブルを収納する場合も、きちんと整頓しておきましょう。入れてしまえば外からは見えませんが、中がぐちゃぐちゃでは使いづらいですし事故につながる可能性もあります。
水槽台の中にはケーブルだけでなく、クーラーなど他の機材も収納されていることも多いですね。そういった機材は一般に排熱を行います。その排熱をスムーズに逃がせるよう、適度なスペースを確保しましょう。
排熱が水槽台の中にたまると保温効率が下がりますし、機器の故障も早めてしまいますので、換気口をきちんと確保した上で、ケーブルを収納してください。
水槽台についてはコチラの記事も参考にしてください。
電源タップをまとめるには
アクアリウムにはヒーターやフィルター、照明など電気で動くものがとても多いので、電源タップは必須アイテムですね。
電源タップのケーブルも他のケーブル同様まとめますが、蓄熱しやすいポイントでもあるので、開放的なまとめ方がベストです。
100均のワイヤーラック、ケーブルトレーなどを用いて水槽台の壁面に張り付ける形で収納すると全体がスッキリしますし、コンセントの抜き差しもらくちんです。
こういったケーブルトレーや100均のワイヤーラックを水槽台に取り付ける場合は、つっぱり棒があると「浮かせる感じ」で収納でき、蓄熱を防ぐことができますのでおすすめです。
まとめ:アクアリウムのケーブルを収納する方法とコツ!上手にまとめる解決策を紹介
アクアリウムでごちゃつきがちなケーブル収納のコツ、気を付けるべきポイントについて解説しました。
最初だけセッティングに手間がかかりますが、美しく、かつ安全にケーブルを収納したほうが後々の管理もラクですし、安全性も確保できます。
ご紹介したアイテムは100円ショップでも売っているものばかり、安価で手に入れやすいのでぜひ活用してみてください。
便利なアイテムを駆使して、美しく快適なアクアリウムライフを送りましょう!
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