メダカを初めて飼育する場合はもちろん、より深く学びたいときに書籍は効果的です。
その道のプロが執筆しているため、最短で1つの正解を知ることができます。ただ、多数の品種が載っていたり、飼育法や繁殖に重点を置いていたりなど、書籍によって内容が大きく異なるので、「目的に合った書籍がわからない」というケースも少なくありません。
特に初心者の方にとって、数ある中から1冊を選ぶことはハードルが高いのではないでしょうか。
そこで、今回は飼育やレイアウト、品種など、それぞれの分野に特化したメダカについて学べる書籍を8つと、番外編として2021年版のメダカカレンダーをご紹介します。
メダカについて学べる書籍8選+1!
今回ご紹介する8つの書籍は下記の4つをポイントに選定しました。
- 初心者の方でも読みやすい
- メダカの写真が多くわかりやすい
- 飼育法と繁殖の基礎が載っている
- 多数の品種が載っている
わかりやすいものばかりなので、ベテランの方はもちろん、初心者の方でも安心して読み進めることができます。
メダカの書籍選びでお悩みの方は参考にしてみてください。
世界一美しいメダカの育て方
メダカを飼い始める前の心構えから、実際に飼育・繁殖させるまでの一連の流れを学ぶことができます。
図鑑部分では改良品種はもちろん、初心者の方におすすめの飼育しやすい品種も美しい写真と合わせて解説されています。飼育方法ではイラストと図解が多く、とても読みやすいのが特徴です。
メダカ水槽で起こりやすいトラブルとその解決策についても、Q&A方式で述べられているので、困ったときに頼りになりますよ。繁殖のノウハウをトップブリーダーの方が解説していますが、わかりやすい内容で初心者の方でも無理なく読み進めることが可能です。
その他にも、メダカ愛好家やインスタグラマーの方の飼育スタイルも紹介されていて、メダカ一筋の人の飼育方法・付き合い方を知ることもできます。
専門店が教える メダカの飼い方 改訂版 失敗しない繁殖術から魅せるレイアウト法まで
本のタイトル通り、専門店で長年メダカの飼育と繁殖に取り組んできたプロがノウハウを注ぎ込んだ本です。
長期飼育するための管理術や、効率良く繁殖させる方法についての内容はプロならでは。それでいて写真と図解が多く読みやすいのも人気の理由です。
メダカ水槽のレイアウト法は、観賞魚としての魅力を引き出したい場合に必見の内容となっています。
メダカの飼い方と増やし方がわかる本
メダカの飼育や繁殖に必要なことが詰まった1冊です。
メダカの飼育環境や水質、餌といった基礎情報はもちろん、屋内飼育と屋外飼育に分けて飼育方法が解説されているので、「メダカの飼育を始めてみたい!」という人におすすめします。繁殖についても、
- 交配
- 産卵
- 稚魚の育成
など、一から十まで理解できる内容になっているため、メダカを末永く飼っていく際に持っていると心強い本です。
他にも野生のメダカを捕まえる方法や品種改良、きれいに撮影するテクニックといった応用的なことも掲載されています。
メダカ百華
2012年から現在(2024年)まで刊行され続けている「メダカ百華」。
品種改良メダカの最新情報を知ることができるので、繁殖と品種改良に挑戦したい方におすすめです。
品種やその特徴はもちろん、改良メダカならではの飼育方法とコツも掲載されています。
- 体色
- 模様
- ヒレの形
- 体内光や体外光
といった少し難しい改良メダカの特徴(形質)や知識をわかりやすく学ぶことができるため、理想のメダカを繁殖・作出したい場合に1冊持っていたい書籍です。
メダカ飼いたい新書 (AQUALIFE合本)
アクアリウムで有名な書籍「月刊アクアライフ」のメダカ特集をまとめた保存版です。
ただ単に内容をまとめたものではなく、最新情報も加味されています。改良品種についての情報が豊富で、最新品種が多数掲載されているため、見ていて飽きることがありません。
目まぐるしく変わるメダカ情報をいち早く手に入れて、飼育や繁殖に活かしたい場合におすすめです。
月刊アクアライフ
まだ発売されて間もない月刊アクアライフの最新メダカ特集です。
- 三色
- 紅白
をフィーチャーした特集で、ブームになって久しいメダカの可能性をさらに探ります。
写真も非常にきれいで、そのクオリティは図鑑として楽しむことができるほど。読んで楽しいだけでなく、見ても満足できる1冊です。
元気な魚が育つ水槽作り
メダカの専門誌ではありませんが、メダカの飼育や繁殖に欠かせない基礎知識が詰まっています。
硝化サイクルやバクテリアについてわかりやすく解説されているため、メダカを健康的に飼育・繁殖させるための水質管理方法を一から学ぶことができます。
また、メダカの飼育で重宝するミジンコの培養方法も必見。メダカはもちろん、魚全般の飼育に役立ちますよ。
世界のメダカガイド
世界中のメダカの仲間をまとめたガイドブックで、メダカという魚種をより深く知れる一冊です。
メダカはもちろん、カダヤシ目の魚を中心に、グッピーなどの一般的な種類から非常に美しいノソブランキウス・ラコビーなど世界に棲むメダカの仲間たちを知ることができます。
紹介されている種類がとても豊富で、その数はなんと500種類(原種270種)。世界のメダカ写真集と言っても過言ではない、とても見応えのある内容になっています。
番外編:メダカ カレンダー 2024
こちらは番外編で、書籍ではなくメダカのカレンダーです。
観賞魚の振興と普及を目的とした組合「日本観賞魚振興事業協同組合」が刊行していて、月ごとに5種類のメダカの写真が掲載されています。
写真がきれいで「月が変わってもいないのに、めくりたくなる」そんなメダカ好きにはたまらない1部です。
まとめ:メダカについて学べる書籍8選!飼育・レイアウト・品種の参考になる本!
知識は持っていて損になることはありません。メダカの飼育や繁殖では経験も大切ですが、知識があるだけで上手くいくこともたくさんあります。
飼育を始めるとき、または失敗してその理由がわからない場合は、ここでご紹介した本を参考にしてみてください。きっと必要な情報が見つかるはずです。
メダカ飼育の初心者さんはもちろんのこと、飼育に慣れた方も是非お気に入りの一冊をお手元に置いてみてはいかがでしょうか。
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トロピカライターの高橋風帆です。
アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。
魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。
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