金魚を飼育する季節ごとのポイントとは!金魚を買う最適なタイミングも教えます

金魚鉢

金魚鉢や水槽の中でヒラヒラと優雅に泳ぐ金魚、とても可愛らしいですね。

そんな金魚を自宅で飼育したい!でもいつ買うのがいいの?季節が変わったらお世話も変わるの?という疑問を持つかたもいらっしゃると思います。

その通りで、金魚は季節ごとに注意すべきお世話のポイントが異なります。そういった細かな点についてご説明します。

併せて金魚を新規購入する最適なタイミングについてもご説明していきます。ぜひ参考にして、可愛い金魚をお迎えください。

金魚のお世話:季節ごとのポイント

春のお世話のポイントは

春と言えば、気温が上昇してきて活動しやすく、うきうきする季節ですね。

暖かくなると人間も活動的になるのと同じで、金魚もよく活動をします。その結果、餌をよく食べ、たくさん排泄するようになりますので、冬よりも水が汚れやすくなります。

金魚はあげたらあげただけ餌を食べる魚ですので、早く成長させたい場合は多めに、あまり大きくなって欲しくない場合は控えめに餌をあげ、水の汚れに注意しましょう。冬場よりも頻繁な水換えがオススメです。

夏のお世話のポイントは

太陽がキラキラと輝き、気温が上昇する夏。夏は金魚にとっても厳しい季節です。

大型の水槽で飼育していれば問題は少ないのですが、昔ながらのガラス製の金魚鉢や小型水槽で飼育している場合、気温の上昇の影響をとても受けやすいのです。

気温の変化にともない、水温も変化しますので、水温管理に注意してあげましょう。

水温の変化は金魚にとってはストレスなので、そのストレスが元で免疫力が低下し、普段ならかからない病気になってしまうケースもあります。毎日金魚の様子を観察し、少しでもおかしな動きがあれば病気でないかどうかよく調べてください。

また、水温上昇によって水質悪化も起こりやすくなりますので水換えをきちんと行い、時々は水槽内の掃除も行ないます。エアレーションを行なうことで水質悪化を軽減することができます。

お祭りで金魚すくいをして、金魚をお迎えすることの多い時期でもありますね。金魚すくいでお迎えした金魚はすぐ死んでしまうと言われますが、下のページのようなことを注意すると元気にお迎えすることができますので参考にしてください。

秋のお世話のポイントは

夏も過ぎ、だんだん気温が低下してくる秋。人間にとっては過ごしやすいシーズンですが、金魚にとっては徐々に活動が静かになってくる時期です。

春や夏は気温が上昇し、金魚も餌をたくさん食べていましたが、そういった活動が鎮まってきますのでこれまでにくらべ、餌は気持ち少なめで良いでしょう。

上でご説明した通り、急激な水温変化は金魚の大敵です。「なんだか今朝は急に冷えこんだな」という日は金魚の様子も見てあげるようにしましょう。

病気も早めの発見であればすぐに治ります、早期発見が大切です。

冬のお世話のポイントは

冬は気温が低下し、水温も下がるので金魚の活動はかなり控えめになります。冬の金魚は底でじっとしていることが多くなります。

餌は少なめにしましょう。食べ残している餌があれば取り除くと水質を安定させることができます。水換えは春夏に比べて頻度を下げても大丈夫な時期です。

地域や飼育環境によっては非常に低温になる場合もあると思います。その時はヒーターなどで加温してあげるのもよいでしょう(15℃~20℃が適温です)。

また、屋外の睡蓮鉢などで飼育している場合は上にカバーなどをかけてあげると水温の過度な上昇・下降を防ぐことができます。

新しく金魚を迎えるのに最適な季節はいつ?

金魚を飼い始める場合、いつ購入するのが最適なのでしょうか?

せっかく購入するならベストなシーズンに手に入れたいですよね。

気温の落ち着いた春・秋がオススメです

金魚は水温の急激な変化が苦手なため、気温が比較的落ち着いている春や秋がお迎えにオススメの時期です。

ペットショップで金魚をお買い求めになることが多いでしょうが、春秋であれば自宅の水道水のカルキ抜きさえ行なえば、温度に神経質になりすぎずそのまま使用できます。ただし水合わせは行ないましょう。

また、金魚は4~5月に産卵します。その卵から生まれた稚魚が成長し、一般家庭でも飼育できるようになるのが9月頃なのです。その年に生まれた金魚は「当歳」と呼ばれ、身体も小さいです。小さい金魚は可愛らしいですし、成長の様子を楽しむことが出来ます。

初心者の方であれば、生まれて1年を経過した「明け2歳」を3~4月頃に購入するのもオススメですよ。身体もしっかりしていて、病気にもかかりやすい丈夫な金魚を手に入れやすい時期です。

まとめ:季節ごとのポイントを抑えて金魚を可愛がろう

 

季節ごとの金魚のお世話のポイント、新規の金魚をお迎えするのに最適な時期についてご説明しました。

簡単そうに見えて奥の深い金魚飼育、いろんなコツを身につけて、可愛い金魚を大切に育ててあげましょう。