熱帯魚は何年生きる?
アクアリウムのきれいな熱帯魚って何年くらい生きるのでしょうか。
熱帯魚を飼育し始めると気になってきますよね。また、飼育を始める前に気になる方もいるかもしれません。
結論としては、一概には言えないのですが、1年から10年程度です。
一般的に動物の寿命は、体重の重さに比例すると言われています。例えば、ゾウの寿命が50~60年なのに対してネズミは5年程度です。
熱帯魚も同様に基本的には、大きなものほど寿命が長いものと思われます。
熱帯魚は、品種改良が行われている種類も多いので、寿命にも影響していると考えられます。
熱帯魚の寿命に関する文献値を探したのですが、なかなかコレというものが見つかりませんでした。
したがって、以下は私の経験値によるものがほとんどですので予めご了承ください。
種類によって寿命は様々
熱帯魚にも種類がたくさんあるので、主な魚をみていきます。
淡水魚で有名な、ネオンテトラやグッピーなどの寿命は2~3年です。
エンゼルフィッシュは5年程度だと言われています。
海水魚では、ニモでおなじみのカクレクマノミは6~7年程度、スズメダイは5年程度ではないでしょうか。
なんとなくまとめると、数センチ程度の熱帯魚の寿命は数年であることが多いようです。
海水魚と淡水魚の寿命
アクアリウムで飼われる海水魚は、単位魚より一般的に寿命の長い魚が多いようです。
しかし、淡水魚に比べて海水魚の方が一般的に飼育水を汚すので、生体の寿命をのばす水質管理に注意が必要です。
水槽内で熱帯魚の寿命を延ばすには
熱帯魚自身がもつ寿命が何年であっても、結局は水槽の中で飼育するので、飼育環境によって寿命が大きく左右されます。
それどころか、飼育環境によって決まると言っても過言ではありません。
そこで、少しでもかわいい熱帯魚が長生きできるようにポイントをまとめてみました。
熱帯魚の寿命を延ばす水質の管理
水槽の大きさや水量に合わせた濾過フィルターを選定するなど、水槽内がきれいな水になるように水質を管理しましょう。
また、最も熱帯魚が調子を崩しやすいタイミングは、水換えの時です。大量に水を換え過ぎても魚にとって悪影響を及ぼしてしまいます。
熱帯魚の寿命を延ばす温度管理
水質管理と同じくらいに温度管理は重要です。熱帯魚が快適に暮らせる温度域が魚によって異なります。概ね水温が25度前後が適温という熱帯魚が多いです。
25度というと、夏場の室温が40度近くになれば水温も30度を超えてきます。これは熱帯魚にとって熱すぎでストレスがかかります。
冬場も同様に室温が10度程度になれば水温も20度を割り込むでしょう。そうすると水温は熱帯魚にとって冷たすぎます。
水温を管理するヒーターやクーラーが市販されていますので、それらをつかって温度が一定になるようにコントロールしましょう。
熱帯魚の寿命を延ばすエサの管理
魚のエサについてですが、適量を与えるようにしましょう。
エサの種類や成分も重要ですが、エサの量が最も重要です。
魚は、エサを与えたら与えた分だけ食べてしまいます。エサの与えすぎには十分に注意して下さい。
また、エサの与えすぎてしまえば、魚の食べ残しが発生し、水質に悪影響を与えますのでこの点も注意が必要です。
熱帯魚の寿命を延ばす生体管理
熱帯魚は、様々な種類を混泳させて楽しむ方が多いでしょう。
熱帯魚には種類同士の相性があります。
相性が悪いと、魚どうしがケンカをして魚のストレスになりますので、事前に魚同士の相性を考えて泳がすようにしましょう。
まとめ:熱帯魚は何年生きる?熱帯魚の寿命について
熱帯魚飼育において、熱帯魚の寿命は魚自身が持つ寿命を、水槽内の環境でどこまで延ばせるかにかかっています。
熱帯魚にストレスの掛からない飼育を心がけると、熱帯魚が持つ寿命を最大限まで引き出せます。
せっかくの命なので、飼育環境を整えて大切に飼ってあげてください。
知る人ぞ知る、東京アクガーデンのトップ代表CEO。
魚の知識は少ないけれど、熱帯魚業界は熱く語ります。
20キロ痩せたことが一番の自慢、ダイエットも仕事も同じだー!!