熱帯魚の病気 主な原因は水質の悪化です
熱帯魚が生きていく中で一番重要な要素は、水です。
水がなければ生きられないし、水質が悪ければ病気にかかってしまいます。
見た目は汚れていないようでも、排泄物や食べ残しのエサで水質は悪化していることがあります。
「水質を悪化させない管理」が非常に大切なのです。
熱帯魚が病気になりやすい水槽 ベスト5
1.水温の管理ができていない水槽
熱帯魚は水温の急激な変化にとても弱い生きものです。
1日2~3度の変化でも体調を崩してしまいます。
こまめに水温計でチェックし、水換えをする際にも水温に気を付けましょう
ただしい水換え方法についてはこちらの記事をご覧ください↓
2.熱帯魚にエサを与えすぎている
熱帯魚がかわいいからと言って、エサをたくさん与えていませんか?
エサは適量を与えましょう。
食べすぎも良くないですし、食べ残したエサで水が汚れてしまい、水質悪化につながります。
3.熱帯魚にとってストレスを感じる水槽
熱帯魚も人間と同じで、ストレスを感じる生き物です。
ストレスを感じる→病原体に対する抵抗力低下→病気の発生につながるのです。
ストレスがかからないように飼育することがなにより大切です。
たとえば、ライブロックやアイテムで隠れる場所を作ってあげることも方法のひとつ↓
また、熱帯魚たちは騒音や振動に敏感なので、ドアの開け閉めやテレビの音などにも出来る範囲で気を付けてください。
大きな音にびっくりして逃げ回っている時にケガをすることがあります。
4.ひとつの水槽の中にたくさんの熱帯魚を入れて飼育する(過密飼育)
熱帯魚を眺めていると、
- この子たちケンカしているのかな
- いつもこの子だけいじめられているようだ
- エサを食べていない魚がいる
そんな光景を見たことがあると思います。
実は、熱帯魚同士の力関係もストレスにつながるのです。
過密飼育は絶対にしないでください。
目安としては、小型の熱帯魚で1匹/2リットルくらいが限度です。
群泳する習性のあるネオンテトランなどの熱帯淡水魚は、群泳させてあげましょう。
自然界で生活している環境に合わせてあげることが熱帯魚にとっての快適環境です。
5.病気の熱帯魚を同じ水槽で飼育する水槽
病気になってしまった熱帯魚は、まず隔離水槽で塩浴をして様子を見ましょう。
他の健康なお魚に悪影響を与えないように病気のお魚は隔離することが大切です。
塩浴をする際は、治療水槽を用意しましょう。
簡易的なプラスティックの虫かごのようなものでいいと思います。
他にも酸素不足や擦れ傷など、熱帯魚にとってのストレス要因は色々と考えられます。
病気の初期症状 5つのポイントを見逃さないで
病気の初期症状がないか熱帯魚をよくチェックしましょう。
- 呼吸が早くないか
- 体表に白や赤の点が複数ついていないか
- エサを食べない魚はいないか
- 鼻上げしていないか
- 水底に沈んでじっとしていないか
この5つのポイントをチェックするだけで、病気の初期症状を見つける可能性がグッと高くなります。
一番は、病気にならないように飼育する(予防方法)
一番の対策は、熱帯魚が病気にならないように予防することです。
病気の発生要因がなるべく起こらないように、適切な飼育環境を整えることが大切。
日頃の水槽(水質・水温)管理をしっかり行うことで、病気の発生回数は確実に減らせます。
ポイントは、水槽が安定したらそのままの状態を保てるようにすること。
適度な水換え・メンテナンス清掃以外はあまり手をかけすぎず飼育しましょう。
自分の水槽も…と思い当たる点はありませんでしたか?
熱帯魚にとって最適な飼育環境を作ることで、楽しいアクアリウムライフを過ごすことができます。
- どうしてもうまくいかない
- 熱帯魚がすぐに病気になってしまう
- 熱帯魚は大好きだけど、水槽の管理は苦手
とお悩みの方は、水槽のプロにお任せするという方法もあります。
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