寒い季節になってくると、晴れた日の太陽の光は温かく、気持ちがいいですよね。
でも、アクアリウム管理にとって油断できないのが冬の西日です!
まぶしい西日でコケが大発生!なんてことにならないように、
西日が侮れない理由とコケの対策方法についてご紹介します!
冬の水槽:まぶしい西日にご用心!
アクアリウムの熱気や日差し対策が必要な夏が終わったと思ったらすぐ冬がきます。
冬は熱帯魚水槽の温度をキープ出来ていれば大丈夫?!
いいえ、実は西日の強い冬にもコケが発生してしまうことがあります。
冬に西日が強く射すのはなぜ?
夏の照るような暑さはありませんが、冬の日差しってとてもまぶしいですよね。
その理由は湿度と関係があります。
湿度の高い日本の夏、夏の間は大気にたっぷりと湿度が含まれており、その湿度が太陽光を遮っています。
しかし冬になると上空には乾燥した大気が取って代わり、遮るものがなくなるため
直接太陽の光が差している状態になります。
そのため、冬の日差しは非常にまぶしく感じるのです。
また、太陽の周期的に、日本の冬の時期は太陽の軌道の位置が低いところにあるため、
より一層強く日差しを浴びている状態となります。
そのため、西日のよく射し込む場所にアクアリウムを設置している場合など、コケの発生に注意が必要です。
冬の水槽:冬の西日で発生するコケを予防!
コケにも様々な種類がありますが、冬でも光合成をし、増加するものが多々あります。
日当たりの良い場所で発生しやすい、
- アオコ
- アオミドロ
- スポット状藻
などは、冬にも発生してしまったと聞くことがあるので注意が必要です。
対策としては、
- 日陰に置く
- 部屋の中でも直射日光の当たらない場所に水槽を置く
- 朝方はライトをつけないなど照射時間を調整する
水槽の照射時間を気にして、西日を避ける事でコケを予防しましょう!
コケの種類や、それぞれの細かい対策については以下の記事をご覧ください!
冬の水槽:通常通りの水替え頻度でコケ対策!
寒い冬になると、熱帯魚水槽の温度を保つことに重点を置き、ついつい水替えの頻度を減らしている方もいるのではないでしょうか。
良かれと思って水替えの頻度を減らしてしまうと、水中が栄養過多の状態になり、コケの温床になってしまいます。
冬でも通常通りの水替え頻度で、コケを対策しましょう!
アクアリウムのプロ直伝の水替え方法、最適な水替え頻度についてはこちらでご覧いただけます。
自宅でも簡単に水替えできるポイントはこちらをご参考ください。
冬の水槽:コケが発生してしまったときの対処法
どんなに注意して予防していても、コケが発生してしまうことがあります。
そんなときはまず、以下のように対処しましょう。
- 陽の光の当たらない場所に熱帯魚水槽を移してそれ以上のコケの繁殖を防ぐ
- 適切な水槽掃除を実践してコケを撃退、再発を防ぐ
- コケをとってくれる生体や薬でコケを撃退
冬の水槽:陽の当たらない場所で管理してコケを撃退
コケの予防法と対処方法が同じなのですが、やはひ陽の光で繁殖するコケを撃退するためには、日の当たらない場所選びが重要です。
朝は陽が射さないけど、西日がたっぷり射す、というような場合もあるので、
そんなときは設置場所を見直してみましょう!
冬の水槽:適切な掃除でコケを撃退、再発を防ぐ
コケは掃除をすればきれいになります!
しかし繁殖力の強い種類など、わずかでも残っているとまたすぐ同じように発生してしまいます。
再発防止の為にも、フィルターや砂利など、細かな部分も掃除をして、
コケの発生しない水槽維持を目指しましょう。
効率的な掃除方法、コケ対策、プロの技をこちらから見てみましょう。
コケの生えにくい熱帯魚水槽維持の秘訣は以下です!
冬の水槽:コケをとってくれる生体や薬でコケを撃退
コケを食べてくれる生体や、時には薬を使いながら、
できるだけ楽しくコケを撃退していきましょう!
コケを食べてくれる石巻貝です。
普段はじっとしていることが多いですが、動く姿が可愛らしいです。
コケ対策のために飼育を始めても、愛着が湧いてくる生体です!
その他にも、オトシンクルスやヤマトヌマエビはコケ除去部隊として活躍することで有名です。
また、様々ある市販のコケ防止の薬剤について、
選び方から、使用するメリット・デメリットについてはこちらで紹介しています。
冬の水槽 コケ対策!まとめ
設置場所によっては、実は冬もコケが発生しやすいのです。
対策として
- 西日がよく入る部屋の水槽は気を付ける
- 冬でもいつも通り水替えを行う
コケの発生を防いで、冬も楽しいアクアリウムライフを送りましょう!
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