【上級者向け】難しいけどきれいな水草ベスト5!チャレンジしてみよう!

熱帯魚飼育や水草育成に慣れてくると少しずつ上級者向けのものを育てるようになりますが、ネットで調べると初心者向けばかりです。

それでも中級者レベルくらいまでなら、頑張って探せば解説しているサイトはありますが、上級者向けとなるとなかなか見つけるのが難しいことが多いようです。

特に水草は今はCO2添加装置照明器具もさまざまなものがあり、昔と比べて水草の育成難易度は下がっている傾向にあります。

「それでも難易度の高い水草にチャレンジしたい!」という人は、今回ご紹介する5つの水草にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

これから上級者向けの綺麗で育てるのが難しい水草を5つご紹介していきます。

難しいけど綺麗な水草ベスト5をご紹介!

さっそく上級者向けの綺麗ではあるけれど、育てるのが難しい水草を5つご紹介していきます。

どの水草もとても綺麗で水槽レイアウトに取り入れたくなりますが、育て方が難しいため組み合わせる水草を考えるのも一苦労しそうです。

ベスト1:トニナ

(水草)トニナsp.ベレン産(無農薬)(3本) 本州・四国限定[生体]

トニナは南米産でホシクサ科の水草です。ライトグリーンの葉がとても美しい水草で、密生すると木々が生い茂る森のような雰囲気を作り出します。

育成できる水質が酸性で軟水の水と限定されているため、水草育成上級者向けといえるでしょう。

育成のポイントはPH、KH(水素化カリウム)、GH(総硬度・ミネラル分)を下げる効果のある底材を使用することです。

それぞれの数値の目安としては

  • PH:5~6.5
  • GH:0~3
  • KH:0~3

となります。

南米産でありながら高温に弱い性質があるので、22~25度あたりがよいようで28度を超えると調子を崩すことが多いです。

CO2添加も必要で60cm水槽であれば、3秒に1滴を目安に添加しましょう。

成長は比較的遅めですが、水槽に植え替えのあとに葉や茎が溶けてしまった場合は、新芽以外をカットして差し戻しをしましょう。

ベスト2:アポノゲトン カプロニー

アポノゲトン カプロニーレースソウの仲間で、アポノゲドンの種類の中でも育成が難しいといわれています。実際は育成だけであればそこまで高難易度というわけでもないのですが、休眠期」があるために長期維持が難しいといわれているんです。

多くの人が休眠期の維持ができずに枯らしてしまうことが多いですが、固形肥料を与えつつ生育期に栄養を与えてしっかりと育てることで、休眠期後に発芽しやすくなります。

波打つ葉が独特の印象を与え美しい水草で、濃いグリーンの葉は透明感もあり、個性的な水槽を作りたいときに使うのに向いている水草です。

CO2添加がなくても育てることは可能ですが、より綺麗な色を出したい、しっかりと育てたいのであればCO2を添加することをおすすめします。

ベスト3:パンタナルレッドピンネイト

パンタナルレッドピンネイト「ルドウィジアsp.パンタナル」、「レッドピンネイト」といった別名があります。

原種である「ルドウィジア インクリナータ」の変種といわれており、弱酸性の軟水とソイル、高光量・CO2の添加量が多めなので水草育成の難易度は高めです。

(水草)ルドウィジア インクリナータ キューバ(水上葉)(無農薬)(3本) 本州・四国限定[生体]

葉の色が全体的に黄色~赤色になる有茎草で、南米産の水草の中でも代表的な水草のひとつといわれており、赤く染まる繊細な葉姿はまるで花のようで、水槽レイアウトに鮮やかさを与えてくれます。

水上葉も楽しむことができますが、葉の形状は水中葉と異なるうえに育成スピードが速く、水質もほとんど気にすることがないので、水中葉とは逆に楽に育成することができます。

ベスト4:ポタモゲトン オクタンドルス

(水草)ポタモゲトン オクタンドルス(無農薬)(10本) 本州・四国限定[生体]

ポタモゲトン オクタンドルス「ホソバミズヒキモ」や、ヒメヒルムシロ」という別名を持つ、ヒルムシロ科の水草です。

ポタモゲトンの中では葉がとても繊細になる種類で、光合成を行い葉が気泡をつけながらたなびく姿は、とても穏やかな雰囲気がありり見ているとリラックスすることができます。

育成が早くランナーで増えるためトリミングはこまめに行う必要があり、ランナーが遠く離れたところまで伸びるせいで水槽レイアウトが崩れてしまうことがあります。

ヒルムシロ科の水草は、一般の水槽で長期間維持するのが難しいものが多い傾向にあり、CO2・肥料・高光量といったバランスがきちんととれていないと枯れてしまいます。

そのため水草育成初心者には向かず、上級者向けと言われているんです。

植え替えに弱いという特徴があるため、水槽に導入する際には育ったときの状態を考えながら植え込必要があります。

ベスト5:アルテルナンテラ レインキー リラキナ

アルテルナンテラリラキナ(5本) ◆ワインレッドがキレイ◆ メダカにも最適

アルテルナンテラ レインキー リラキナはヒユ科の水草で、アクアリウムでは昔からよく知られている赤系の水草の代表的なものです。

卵型に近い形状の葉は先端がややとがりぎみで、ワインレッド~赤色になることが多いです。

成長は遅めで、高光量・CO2添加・十分な肥料(固形肥料と液肥)が必要で、酸性~弱酸性の水質を好みます。固形肥料の代わりに栄養分のあるソイルを使用することもできます。

色が綺麗なピンク色になる場合は、栄養不足や光量不足なことが多いので、追肥や光量の見直しをする必要があります。

CO2は添加量が多いと間延びしてしまうので、様子を見ながら増減を調整しなければなず、水草育成初心者には扱いにくい水草といえるでしょう。

水上葉を育てることも可能で、水上葉の場合は水中葉と同じ形状をしていますが茎が赤くなり、葉はグリーンに近くなります。

水草育成が難しい基準とは?

アクアショップやネットショップで水草をみていると、値段が高い=難易度が高い」と思ってしまう人がいますが、これは間違いです。

水草の値段が高いものは、流通量が少なくレアな扱いをされているものが多く、育成難易度が高くて値段が高いというわけではないんです。

水草育成の難易度は、CO2と光量の必要量で考えるとよいでしょう。さらにこの2つに水質も限定されてしまえば、グンと難易度が上がります。

【上級者向け】難しいけどきれいな水草ベスト5!チャレンジしてみよう!まとめ

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今回は水草育成上級者向けの、きれいで飼育難易度が高い水草をご紹介しました。

水草は水質だけでなくCO2や光量も調整してあげなければならないため、熱帯魚よりも難易度が高いと考えることができます。

難易度の高い水草の中には、水質も限定されてしまうものがあるので、水槽レイアウトに取り入れるときには、生き物や水草の組み合わせで悩むことでしょう。

 

たかが水草、されど水草です。

一度水草育成にハマってしまうと、その奥の深さに驚くのではないでしょうか。

上級者でも失敗はつきものなので、一度チャレンジしてだめでも何がダメだったかを考え、次の育成に生かしていき、水草のプロを目指しませんか?