熱帯魚飼育でもその人の性格は出やすく、マメな性格やじっくりコツコツ作業することやガーデニングが好きな人などは飼育に向いていることが多いです。しかし情報収集が苦手だったり、マメではなくついつい興味が他に向いてしまうといった性格の人は熱帯魚飼育に不向きな可能性が高くなります。
そこで今回は熱帯魚飼育に対する性格の向き・不向きや、不向きな人にこそおすすめしたい熱帯魚の種類などをご紹介します。
あなたはどちら?熱帯魚飼育に向いている人と向いていない人
熱帯魚飼育を始めようとするきっかけは人によってさまざまですが、上手くいく人もいれば失敗してしまう人もいます。実はこれ、性格的なものが関係している可能性も高いんです。まずは熱帯魚飼育に向いた性格、不向きな性格を見ていきますが、自分がどっちのタイプなのかしっかり判断してみましょう。
熱帯魚飼育に向いている人
次のような性格や行動をしている人は熱帯魚飼育に向いている可能性が高いです。
マメな性格・じっくりコツコツと作業することが好き
熱帯魚の飼育は水槽内に熱帯魚を入れれば終わりということはなく、水槽の状態を確認したり熱帯魚が病気にかかったり、体調を崩していないかなどの健康チェックも欠かせません。マメな人はこういった作業が苦にならないので飼育に向いているんです。
新しい知識を得ることが好きな人
熱帯魚飼育はもちろん水槽管理にもさまざまな知識が必要です。そのため自分が持つ知識だけでなく、日々更新されていく情報や知識を積極的に取り入れていくことが重要です。
生活習慣・生活のリズムがしっかりとしている人
睡眠時間や食生活といった生活習慣がきちんとしていると日々の行動の中に水槽管理に関する物事を入れやすく、特に意識しなくてもこれらの作業をできるようになるので長続きしやすいといったメリットがあります。
ガーデニングが好きな人
お花やミントなどを育てるガーデニングと熱帯魚を飼育する水槽管理は実は近いところが多く、きれいな花を咲かせられる人は水槽管理もきちんとできる人が多いです。
熱帯魚飼育に向いていない人
熱帯魚飼育に向いた性格や行動と逆の人は熱帯魚飼育に不向きといえますが、どういった理由があるのかも合わせてご紹介します。
マメではない性格の人
マメな性格の人は細かい変化に気づきやすいですが、マメじゃない人が飼育をすると熱帯魚が出すサインに気づかないことも少なくないので繊細な生物を相手にするのは厳しいです。また興味が他に移りがちな人も同じで、最初はいいのですがだんだん興味が他に向いてしまい、放置する可能性も高いんです。
情報収集が苦手
熱帯魚飼育はさまざまな知識が必要なことは上でもご紹介しましたが、パソコンやスマホが普及し物事を調べやすくなった現在でも検索の仕方によっては求める答えが出てこないこともしばしば。また人に聞くにしても要点が得てないときちんとした情報が得られづらいので、人と話すのが苦手という人もマイナスに働くことが多くなります。
失敗したらめげてしまう、トライアル・アンド・エラーができない
熱帯魚飼育のように生物を相手にする場合、予測できないトラブルが起きてしまうことも少なくありません。トラブルが起きると悲しくなりますが、それをめげずに再びトライできる人や、失敗理由をきちんと見直せる人でないと同じ失敗を繰り返すことになりやすいです。
熱帯魚飼育に不向き人にこそ勧めたい熱帯魚
熱帯魚飼育が不向きであっても絶対にできないわけではなく、きちんと管理できる人もいます。しかし不向きな人にもおすすめできる飼育しやすい熱帯魚もいるんです。ここからはどういった熱帯魚がおすすめなのかをご紹介します。
アカヒレ
コッピーと呼ばれることもあるアカヒレは水質や水温などの環境の変化にとても強く、人工飼料でもしっかり食べてくれます。生命力も強く丈夫なのもポイントです。
ネオンテトラ
初心者にもおすすめされるネオンテトラは流通量も多いので安価で手に入りやすい熱帯魚です。性格も温和ですし水替えも週1程度ですむので熱帯魚の中でも手がかからないタイプ。1匹でもきれいですが水槽の中にたくさんいれて群泳させることも可能です。
プラティ
飼育のしやすさはもちろんですが種類が豊富でさまざまな見た目をしたものがいるプラティ。小型水槽でもちゃんと飼育できる点や、水質にもそこまでこだわらなくていいこともあり性格的に不向きな人にもおすすめできます。慣れてくると繁殖させることもできる点も魅力です。
メダカ
水槽での飼育はもちろんビオトーブなどに使われることも多いメダカ。初心者が飼育することも多いのでさまざまな飼育アイテムも売られています。自然の池や沼でも見かけることが多いように体質も丈夫ですし、冬場は冬眠するので手がかかりづらいのもメリット。
アカヒレやネオンテトラなどの熱帯魚は水槽を立ち上げる際に最初に入れる「パイロットフィッシュ」のひとつとしても有名で、飼いやすいのでおすすめです!
パイロットフィッシュについてもっと知りたい人はこちらのページをご覧ください。
水槽管理・熱帯魚飼育の「大変なところ」を解決
熱帯魚飼育や水槽管理はやることや準備が多く、それだけで大変と感じる人も少なくありません。そこでここからは大変になりやすいポイントとその解決方法を見ていきます。
用意する機材が多い
水槽やヒーター、エアレーションなど必要なアイテムは多いですが、これは質のいい中古の機材を購入するなどアクアリウムならではの節約術でトータルコストを抑えることが重要です。しかし中古機材を買う場合にはメーカー保証がないものも多く、使用年数をあらかじめ確認しておかないと買ったのに使えないといったケースも。
このため若干コストはかかりますが、新品を用意したほうがいいものもあります。
アクアリウムの節約術や中古と新品の使い分けなどはこちらの記事で確認可能です。
やること・手間が多い
餌槍や水替え、照明などいろいろ手がかかる水槽管理ですが、餌やり・照明はタイマーを導入すれば自動化させられますし、水換えの回数を減らせるポイントもあります。手間をかける時間がなかなか取れない場合は便利アイテムを導入したり、工夫するなどでカバーできますよ。
水替えの工夫ポイントや便利グッズなどが気になる人は以下の記事をチェック!
熱帯魚が死んだ…
飼育している熱帯魚が死んでしまったら悲しいですよね。でも専門書や情報サイトなどを見て、原因や対処法を調べておくことはとても重要です。死んでしまう原因として水質悪化や酸欠、病気などがあるので、原因を特定することで対処法も知ることができます。
熱帯魚や金魚など生物ごとに死んでしまう理由や対処法はこちらのページで確認できます。
飼育の知識をつけたい
専門書や情報サイトを見たり、アクアリウムをやっている人に聞くなどを自分から行うことで知識をつけることができます。トロピカでは熱帯魚の種類や飼育方法をはじめ、水槽管理や水草などアクアリウムに関する多くの記事を公開しているので、これらをチェックすることで知識をつけることができますよ。
まとめ:性格でわかる!熱帯魚飼育の向き不向き!水槽管理や飼育は大変?
熱帯魚の飼育は気を付けていても病気にかかったり死んでしまうことはありますが、失敗するとめげてしまったり情報収集が苦手といった性格を持つ人は飼育に不向きな部分もあります。しかしこれらの点は自分で気を付ければある程度は修正できますし、アカヒレやネオンテトラといった飼育しやすく丈夫な熱帯魚を選ぶことでカバーできることもあります。
性格的に不向きな部分があってもアクアリウムを楽しみたいという人は、今回の記事を参考に熱帯魚飼育で起こりやすい大変なところもきちんとケアをして、きれいな熱帯魚を元気に育ててあげましょう。
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わかりやすくてとても参考になりました! ありがとうございます!