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アクアリウムでよくある質問集!水槽トラブルは落ち着いて対処しよう

アクアリウムはなにかとトラブルがつきもの。中でもしっかり対処したいのが、飼育している魚に関するトラブルです。

「餌の食べが悪いように感じる」
「何となく元気がない」
などの些細な変化が病気の前兆である可能性もあります。

魚を診察してくれる病院はあまり無いため、基本的には飼い主が原因を見極め、対処をしなければなりません

そこで今回は、私たち東京アクアガーデンへ寄せられた質問の中から、よくお問い合わせいただくトラブルについてお答えをしていきます。

熱帯魚飼育初心者の方には特におすすめの質問集ですので、ぜひお役立てください!

飼育トラブルが発生したときの応急処置

飼育中のトラブルによるダメージを最小限に留めるには、まずはどんなトラブルであっても焦らずに原因を見極め、適切な対処法を選択していくことが重要となります。

ここでは熱帯魚飼育におけるトラブル全般に使える応急処置について解説しますので、しっかりと覚えておきましょう。

まずは、様子をしっかり観察する

『飼育トラブル』とひとことで言っても、その種類は多岐にわたります。

例えば、生体の見た目(白い点が付いている、お腹が膨れているなど)に違和感があるのか、泳ぎ方(フラフラしている、底に沈んでいるなど)に違和感があるのかによって、具体的な対処方法が変わってきます。

適切な処置を施すためにも、まずは魚や水槽全体の様子をしっかりと観察し、トラブルの種類や原因を見極めましょう。

水換えは環境を整える最良の方法!

ほとんどの飼育トラブルで効果を発揮する処置のひとつとして、水換えが挙げられます。

水換えは水中の汚れを排出するだけでなく、pHを中性付近に戻す働きもあります。
多くの熱帯魚・観賞魚は中性付近の水質を好むため、水換えをしただけで調子を取り戻すことも少なくないのです。

日本の水道水は全国的にほぼ中性のため、アクアリウムにおいてはかなり恵まれた環境と言えます。

アクアリウムでよくある質問10!

それでは、ここからは私たち東京アクアガーデンへ寄せられた、アクアリウムでよくある質問について解説していきます。

今回ピックアップしたのは以下の質問です。

  1. 魚が底に沈んでいます
  2. 新しい金魚を追加したら、前から買っていた金魚が亡くなりました
  3. 魚が病気かもしれません・・・
  4. 塩水浴を始めたいですが、方法がよくわかりません
  5. 魚のお腹が丸いです
  6. 水温は少し低めでも問題ないですか?
  7. 魚が餌を食べなくて心配です
  8. 魚病薬は薄めて良いですか?
  9. 水槽用ヒーターで急激に水温を上げてしまっても大丈夫?
  10. 魚が死んでしまいます

アクアリウム初心者が陥りがちなトラブルをメインにご紹介していきますので、参考にしてみてください!

基本的な飼育方法に関する疑問については、こちらのコラムにまとめています。

魚が底に沈んでいます

魚が底の方でじっと動かないようなときは、体調不良や水温が低いことによる活性の低下などが原因だと考えられます。
まずは状態をよく確認し、病気や消化不良などの症状を見極めましょう。

水温が正常かどうかも、今一度ご確認ください。

魚の病気の見極め方については、以下のコラムで詳しく解説しています。

新しい金魚を追加したら、前から買っていた金魚が亡くなりました

水槽で飼う生体の数を急に増やすと、水質が一気に悪化するケースが多く、環境の変化についていけずに亡くなってしまうこともあります。

飼育に慣れてないうちは、期間を空けて少しずつ飼育数を増やしていきましょう。

また、金魚は育った環境(産地)によって、菌に対する耐性が異なる場合があります
どんな生き物も保菌をしていているものなので、もしかしたら新しく飼った金魚のもっていた菌に、先住金魚が耐えられなかったということも考えられます。

このようなトラブルを防ぐためにも、新しい生体を導入する前にはトリートメントを行なうことをおすすめします。

魚が病気かもしれません・・・

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魚の病気が疑われる場合は、まずは1/2量の水換えを行ない、焦らずに様子を見ましょう
水質の悪化による体調不良や軽い尾腐れ病、赤斑病であれば、水換えで完治することがあります。

もし病気の症状がはっきりとわかる場合には、すぐに薬浴を行ないます。
特に白点病エラ病は進行が早いため、すぐに処置ができるように魚病薬を常備しておくことも大切です。

塩水浴を始めたいですが、方法がよくわかりません

スドー メダカの天然珠塩(200g)

塩水浴とは、微量の塩を入れた水の中に魚を泳がせて自然治癒力を高め、体調不良や軽度の病気を治す養生方法のことを指します。
なるべく魚病薬を使わずに病気の治療をしたいという場合には、塩水浴がおすすめです。

手順としては、

  1. 隔離容器(バケツや小さなプラケースなど)に、カルキを抜いた水を入れる
  2. 水の温度を飼育水と同じになるように調節する
  3. 対象の魚を隔離容器に移し、エアレーションをつける
  4. 隔離容器の水1Lに対し5gの塩を用意し、数回に分けて入れる

以上で塩水浴の準備が完了です。
毎日ほぼ全量を換水しつつ、1週間程度継続させましょう。

病状が回復してきたら、徐々に塩分濃度を薄めてからもとの水槽に戻します。

塩水浴について詳しくはこちらのコラムでも解説していますので、ご確認ください。

魚のお腹が丸いです

魚のお腹が丸くなる原因としては、以下の要因が挙げられます。

  • 便秘や消化不良
  • 卵詰まり
  • 肥満
  • 腹水病

この中でもっとも多いのが、便秘や消化不良です。特に、金魚は消化不良を起こしやすい魚として知られています。
まずは3日間ほど絶食させたり、水換えで刺激をしたりして、排便を促しましょう。

一目見てわかるほど、明らかに丸く膨らんでいる場合は『腹水病』という病気の可能性も考えられます。腹水病をわずらうと、お腹が膨らむ意外にも白いフンが出るという症状が現れますので、状態を良く見極めて対処してください。

以下のコラムでは腹部に異常が現れる、消化不良や腹水病について詳しく解説しています。

水温は少し低めでも問題ないですか?

メダカや金魚など、低水温でも飼育できる魚種であれば問題ありません。
しかし適水温付近での飼育がもっとも活性が上がるため、飼育に慣れるまでは水温管理を徹底しておくのが無難といえます。

熱帯魚はその名の通り熱帯の気候を好む魚で、低水温には弱い魚種が多いため、できる限り適水温の範囲で飼育するようにしてください。

魚が餌を食べなくて心配です

今までは普通に食べていた餌を急に食べなくなった場合は、体調を悪くしている可能性が考えられます。
無理に食べさせようとするとストレスを与えてしまいますし、食べ残した餌によって水質が悪化してしまいますので、3~5日ほど絶食させて様子を見ましょう

それまで健康に過ごしていた魚であれば、1週間程度の絶食は余裕で絶えられます。
絶食は便秘解消や体力回復などプラスに働くことも多いので、様子を見つつ試してみてください。

購入してから1週間程度の新しい魚の場合は、環境に慣れていないために餌を食べないことがあります。
新しい環境に慣れれば食べてくれることが多いので、ひとまず様子をみましょう。なかなか落ち着かないようであれば水草を追加するなどして、安心できる環境を整えてあげるのも効果的です。

魚病薬は薄めて良いですか?

魚病薬は基本的には、規定量を守って使用をします。
ただし、魚病薬に弱いナマズ類(コリドラスなど)には薄めて使用するのがおすすめです。

ナマズ類は薬物に対して敏感な一面があるため、なるべく塩水浴などで対処をしつつ、どうしても魚病薬を使用する際には規定量の1/3~1/2程度に薄めて使用しましょう。

水槽用ヒーターで急激に水温を上げてしまっても大丈夫?

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すでに魚が泳いでいる水槽の水温を上昇させる場合は、1日1℃の範囲で調節していくのがベストです。
急激な水温変化は生体にダメージを与えてしまいますので、注意しましょう。

魚が死んでしまいます

魚が急に死んでしまうときは、

  • 水合わせが不十分であった
  • もともと弱い個体であった
  • 水質が悪化していた
  • 病気がまん延している

などの要因が挙げられます。
これらの中から原因を突き止め対策をしていきましょう。

水合わせが不十分な場合、水温やpHの急変によって、魚が一気に体調を崩すことが多いです。
また、水質の悪化や病気のまん延は見た目だけでは判断しづらいため、立て続けに死んでしまう場合は水槽のリセットも検討しましょう

まとめ:アクアリウムでよくある質問集!水槽トラブルは落ち着いて対処しよう

今回は東京アクアガーデンへ寄せられた飼育トラブルについて解説をしてきました。

水槽トラブルは突然起こるように思われますが、実は日々の積み重ねです。少しずつ状況が変わっていきますので毎日の観察を怠らず、異変を素早く見つけることができれば、改善しやすくなります

また、水換えや餌やりなどの基本のお世話の内容に原因が潜んでいることもあります。掃除や餌の回数が適切か今一度確認してみましょう。

トラブルに見舞われたら、とにかく落ち着いて対処することが鉄則です。このコラムを参考に魚や水槽の状態を見極めて、適切な対処を行ってください。