アクアリウムには、人を癒し虜にする素敵な魅力があります。
生き生きとした水草水槽や、アロワナを主役にしたシンプルな大型魚水槽など魅力的な水槽は数多くありますが、今回はもっとエンターテイメントな要素を取り入れた水槽レイアウトについてご紹介していきましょう。
例えば、育成が難しく苦労して育てた水草を植えた渾身の水槽だとしても、アクアリウムにあまり興味のない人から見ると、価値がわからないことがあります。
しかし、季節感を取り入れたキャラクターや花、植物ならば、より多くの人に感動が伝わりやすいです。
本格派も良いですが、今回はユニークでかわいい、子供や女性にも喜んでもらえる水槽レイアウトについて、筆者の経験を基に解説していきます。
かわいい水槽レイアウトの特徴
かわいい水槽レイアウトとはどのようなものを指すのか…かわいい熱帯魚ならばわかりやすいですが、レイアウトとなると少し悩んでしまいますよね。
筆者がかわいい水槽をレイアウトするときに意識しているのが、「水槽という概念を抑えめにする」ということです。
本格派の水槽が多くの人に感動を与えるのは間違いありませんが、同時にマニアックなイメージや、取っつきにくい印象を与えてしまう事もあります。
それが顕著に表れるのが子供です。
筆者の経験上、幼稚園や保育園など子供をターゲットに水槽を設置すると、緑の茂る本格水草水槽よりは、花や人形などのユニークなアイテムが入っている水槽の方が喜ばれることが多いのです。
アクアリウムに縁の薄い、ライト層や女性、子供などにも魅力を伝えたいときには、アクアリウムの概念から少し発想を変えて、ポップなアイテムを使用したりキャラクターを水槽に入れたりすると、興味を持つきっかけとなります。
季節の造花を入れたり、サンタクロースなどのキャラクターを入れたり、カラフルな人工水草を使用するのもかわいいですね。
もちろん、水槽の中の生き物に有害なものを使用したり、暮らしにくい環境にしたりしてしまうのはご法度ですが、害がない範囲であれば、水槽のレイアウトは自由です。
細かい概念を一度忘れて、見ていて思わず笑顔になるようなかわいい水槽を目指してレイアウトしてみましょう。
水槽用のアクセサリーを使ったレイアウトは、コチラでもご覧いただけます。
かわいい水槽レイアウトの作り方
では、ここからは水槽を可愛くレイアウトするための具体的な方法をご紹介していきましょう。
今回ご紹介するのは以下の4つの方法です。
- 季節を感じるアイテムを入れる
- キャラクターものを入れる
- 思い出のアイテムを入れる
- アクアリウム専用のユニークアイテムを活用する
水槽に配置するだけで、注目度満点のかわいらしい水槽が出来上がります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
季節を感じるアイテムを入れる
まずご紹介するのは、水槽に季節感のあるアイテムを入れる方法です。
例えば、春は桜や菜の花などの造花、夏は海を感じさせる青色の装飾やオブジェ、秋は紅葉やハロウィン、冬はサンタクロースやポインセチアでクリスマス仕様に、といった感じで季節に合わせてレイアウトを変えると、人目を引くかわいらしいレイアウトになります。
アクアリウム用の専用アクセサリーにも季節を感じるものはありますが、見つからないときには100円ショップを活用してみるのがおすすめです。
100円ショップには造花はもちろん、季節ごとの飾りつけに使えるアイテムがたくさん販売されているので、好みのものを選んでみてください。
季節を感じるレイアウトについては、コチラも参考にしてみてください。
キャラクターものを入れる
かわいいに欠かせないものといったらキャラクターです。
人気のキャラクターの陶器製のオブジェを入れたり、キャラクターを連想させるようなモチーフを使うのも良いですね。
馴染みのあるキャラクターが水槽にいれば、親しみを持ってもらえること間違いなしです。
もしお子様向けの水槽ならば、飾り付けのお手伝いをしてもらうとぐっと水槽との距離が縮まります。貴重な体験を喜んでもらえると、こちらも嬉しくなりますね。
キャラクターを使ったレイアウトについては、コチラも参考にしてみてください。
思い出のアイテムを入れる
思い出の品を目に入るところに飾っておきたいときには、水槽の中に入れて楽しむのもアリかもしれません。
旅行のお土産の品や記念品を飾ることで水槽への愛着が生まれますし、当時を思い返すこともできるのでおすすめです。
筆者のお客様で実際に新婚旅行で購入した記念品を水槽に入れている方がいらっしゃいますが、とてもかわいらしくロマンティックな雰囲気の水槽に仕上がっています。
記念品の実物を入れるのに抵抗がある場合は、思い出を連想させるようなアイテムを使ってみると良いでしょう。
例えば「海」の思い出ならば、ヒトデや貝のモチーフを入れたり、「結婚式」の思い出ならば、教会のような建物のオブジェを入れたりするなどですね。
水槽をレイアウトしながら、思い出に浸るのも素敵な時間ですよ。
ロマンティックな水槽ならば、コチラの記事もおすすめです。
海や川で採取したアイテムを入れる場合は、コチラの記事も参考にしてください。
アクアリウム専用ユニークアイテムを活用する
アクアリウム専用のレイアウト素材にも、とてもユニークで思わず笑顔になってしまうようなかわいらしいものがたくさんあります。
例えば上記の商品は、エアストーンがカッパのオブジェになっており、頭のお皿から空気の泡が出る仕組み。なんともユニークな発想ですね。
エアストーンに接続できるオブジェは他にも数多く販売されており、動物の口や海を泳ぐダイバーから泡が出ているように見せられるものもあります。
このような素材はかわいいだけでなく実用的ですし、空気の力で動くなどのカラクリがあったりと、見ていて楽しくなるところが魅力です。
飽きの来ないレイアウトにすることができるので、ぜひ、自分好みのアクアリウム用品をゲットしてみてください。
水槽用アクセサリーについては、コチラの記事も参考にしてみてください。
レイアウトアイテムを使う時の注意点
アクアリウム用のものではないアクセサリーは、生体への影響に気を付けなければなりません。
まず、先が極端に尖ったものや、魚たちが挟まってしまうような危険がある形状のものは避けてください。
それから、底までしっかり沈むある程度重量のあるものが良いでしょう。浮いてしまうようならば、重りを付けるなどして沈むように工夫する必要があります。
次に、水に塗料などの成分が溶け出してしまうのではないかという問題についてです。まず手で触れたときに塗料や染色の粉が付着するものは避けてください。
手につかないようなものでも、すぐに水槽へ入れるのではなく、水を張ったバケツに最低一晩はぐらいはつけ置きしてみて色落ちしないか確認してみましょう。
一晩たってもバケツの水に色が溶け出したりしていなければ、筆者の経験上水槽に入れても大丈夫と判断できます。
また、気合を入れてレイアウトするのは良いですが、凝り過ぎて熱帯魚の泳ぐスペースが無くなってしまっては本末転倒です。
生き物たちに十分配慮したうえでレイアウトを楽しみましょう。
まとめ: 子供や女性が喜ぶかわいい水槽レイアウトを簡単に作る商品をご紹介
子供や女性から人気のあるかわいい水槽レイアウトのコツを解説しましたが、いかがだったでしょうか。
水槽レイアウトには色々な方法がありますが、かわいい水槽レイアウトはアクアリウムにあまり興味のない方の目にも止まりやすい傾向にあります。
自宅にお客様を招いたときなどは、話のタネにもなりますね。
かわいい水槽をレイアウトするときには、基本の構図を意識してレイアウトしても良いですが、あまり深く考えずにインスピレーションで飾り付けをしてみても面白いですよ。
水槽は自分自身が楽しむことが最も大切です。
ぜひ、いろいろな水槽レイアウトにチャレンジしてみてください。
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熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
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