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ホテイソウ(ホテイアオイ)の育て方!水温や光量など育成環境をすべて解説

ホテイソウ(ホテイアオイ)は有名な浮草で、アクアリウムではお馴染みの存在です。

特に屋外飼育やビオトープと相性が良く、メダカの産卵床として用いられることも少なくありません。

育成しやすいことで知られていますが、「枯れてしまった」「知らないうちになくなっていた」といった経験はありませんか?丈夫な浮草ではあるものの、光量や水温といった環境が合っていなければあっという間に状態が悪化してしまう繊細な一面も持ち合わせています。

そこで今回は、ホテイソウの育て方と水温や光量など育成環境をすべて解説します。

ホテイソウ(ホテイアオイ)とは

(ビオトープ/浮草)ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(5株) 金魚 メダカ

「ホテイソウ」は南米原産の外来種で、日本の水辺にも定着している浮草です。

青紫の美しい花を咲かせることから、園芸用として育成されることも少なくありません。アクアリウムでは、

  • 観賞性を高める(緑が増える)
  • 水質浄化能力が高い
  • メダカの産卵床

といった目的で導入されることが多いです。

丈夫なうえに植え込む必要がないので、初心者の方でも安心して育成することができます。

ホテイソウの育て方

ホテイソウは簡単に育てることができます

しかし、基本的な育成方法を知っておかなければ枯れてしまうこともあるので、注意しましょう。特に「光量」と「水温」の影響を受けやすいため、この2つの条件はそろえた方が良いです。

ホテイソウの基本育成法

ホテイソウは日光に当てておくだけで青々と成長します

一方で、長時間日陰になる場所では上手く育たず枯れてしまうこともあるため、日当たりの良い場所で育成するようにしましょう。調子が良ければランナーを伸ばして小株を殖やす光景も目にできますよ。

浮き草なので埋め込む必要もなく、睡蓮鉢やプラ船などの飼育容器・水槽に浮かべるだけで育成できます。ただし、ろ過フィルターがあると水流で密集して日光が当たりづらくなるため要注意です。

低温に弱いので、屋外で越冬することはできません。長期育成したい場合は、冬の間だけ屋内に移すことをおすすめします。普段は水温20~30度で育成して15度を下回るようであれば対策した方が良いです。

光量と水温以外の飼育上の注意点としては下記の通りです。

  • アブラムシの被害
  • 金魚に根をかじられる

アブラムシを見かけたら定期的に水中に沈めて落とします。メダカがいれば餌として食べてくれますよ。

金魚は水草を食べる魚なので、一緒にしない方が良いです。どうしても入れたい場合は、別の容器に数株分けて増やしながら、食べ尽くされないようにしましょう。

ホテイソウに肥料は必要?

ホテイソウに肥料は必要ありません。

生体の食べ残しやフン由来の硝酸塩があればきれいに育ちます。水質浄化能力が高く水中の栄養をよく吸収してくれるので、きれいな水を維持しやすいといったメリットも。

基本的にろ過フィルターを使わない屋外飼育やビオトープとはとても相性が良い浮草といえます。

ホテイソウとビオトープ

ホテイソウはビオトープに用いられることがとても多いです。

それもそのはず、

  • 日光を確保しやすい環境
  • メダカを入れることが多い

この2つと相性が良いので、入れることによるメリットは大きいです。

ここからは、ビオトープにおけるホテイソウの役割とメリットをご紹介します。

日光を好むためビオトープとは好相性

ビオトープは日光を確保しやすく、ホテイアオイの育成環境としては申し分ありません

さらに、先ほどお話しした通り生体を飼育しているうちに溜まる硝酸塩を吸収してくれるため、水質をきれいに保つ効果も期待できます。

メダカの産卵床に最適!

ホテイソウはメダカの産卵床として最適です

浮き草なので採卵しやすく、産卵状況の確認も手間がかかりません。根の色が黒いこともあって、産み付けられた卵がわかりやすいのも嬉しい点です。

さらに、葉が直射日光を遮り水温の急上昇を抑える効果も期待できます。ただし、稚魚の育成にグリーンウォーターを使用したい場合は、ホテイソウの水質浄化能力が裏目に出る(栄養を吸収してグリーンウォーターになりにくい)ため控えた方が良いでしょう。

ホテイソウと水槽

ホテイソウは水槽でも育成できます。

ただし、屋外飼育やビオトープと比べて光量を確保しにくいうえにスペースが狭いので、上手く育成するにはコツが必要です。

ここでは、水槽でホテイソウを飼育する際のポイントをご紹介します。

LED照明でも育成できる

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ホテイソウはLED照明でも育成できますが、下記の性能が備わったものをおすすめします。

  • 光量が強い
  • 水草が育ちやすい波長の光(青や赤)
  • 高さを確保できる

ホテイソウを状態良く育てるためには、光量が必要です

さらに、植物が育やすい青や赤色の波長を含んだ光を点灯できる、もしくは太陽光に近い(演色性が高い)タイプが向いています。光量が足りないと弱々しくなったり枯れてしまったりするので、要注意です。

また、ホテイソウは横にも広がりますが縦にもボリュームがあるため、水面から高い位置で点灯できる照明の方が良いでしょう。

底層への光を遮るのが難点

ホテイソウは水面を覆って光を遮るのが難点です。

他にも水草を植えている場合は、光量不足で枯れてしまうことも少なくありません。光量が必要な種類とは相性が悪いことから、数を控えめにして「ウィローモス」や「ミクロソリウム」といった陰性水草と合わせるようにしましょう。

また、ろ過フィルターの水流が強いと一ヶ所に密集してしまうため、流れの緩やかなタイプがおすすめです。

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まとめ:ホテイソウ(ホテイアオイ)の育て方!水温や光量など育成環境をすべて解説

ホテイソウは丈夫で育成しやすい浮き草ですが、きれいに育てるためには育成環境を整えることが大切です。

特に下記の通り、

  • 光量の確保(日光を好む)
  • 水温の維持(20~30度)

この2つは欠かせないポイントなので、押さえるようにしましょう。

上手く育てることができれば、水質浄化能力が期待できたりメダカの産卵床をとして役立ったりと、メリットも少なくありません。ビオトープでは、花が咲いたり青々としげった美しい姿を見たりと、観賞して楽しむこともできます。

ホテイソウの育成に挑戦してその魅力を堪能してみてください。