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熱帯魚水槽とアクアリウムの違いとは

熱帯魚水槽とアクアリウム、皆さんはその違いを説明することができるでしょうか。
飼育水槽のオシャレな言い方がアクアリウム?
インテリアになるような華やかな水槽がアクアリウムで、熱帯魚を飼育するための水槽が熱帯魚水槽?

人によってイメージは様々なのではないでしょうか。

大きくまとめれば熱帯魚水槽とアクアリウムは同じものですが、実は両者には明確な違いが存在します。

熱帯魚水槽とアクアリウムの違いを知っていれば、自分の目指す水槽のイメージもつけやすくなりますので、しっかりと違いを理解しておきましょう!
ここでは、熱帯魚水槽とアクアリウムの違いについてご説明していきます。

熱帯魚水槽とアクアリウムの違いとは?

まずは、熱帯魚水槽とアクアリウムの違いについて考えていきましょう。

熱帯魚水槽とアクアリウムそれぞれのイメージ

熱帯魚水槽とアクアリウムについて、皆さんはどんな印象を持っていますか?
細かい違いはあれども、大体以下のような印象を持っているのではないでしょうか。

熱帯魚水槽のイメージ

  • 熱帯魚(水槽内の生き物)の飼育を一番に考えた水槽
  • 美しさより生態を観察することが目的

熱帯魚水槽は、アクアリウムに比べて学校の生物の授業の延長のような、研究目的のイメージがあるようです。

アクアリウムのイメージ

  • 華やかで美しい
  • 芸術的なインテリア
  • 幻想的な海の世界を楽しむことができる

アクアリウムには、水族館やテーマパークを自宅で楽しめるような、煌びやかなイメージを持っている方が多いですね。

熱帯魚水槽とアクアリウムの住み分け

熱帯魚水槽とアクアリウムは、観賞魚などの生き物やサンゴ、水草などを水槽で飼育、育成するという点では共通していますが、その目的や役割が異なります。

熱帯魚水槽は、生き物を飼育、観察することに重きを置いた水槽です。
インテリア性の高いレイアウトを組むよりも、生き物を一番に考えたより良い環境を追求し、生き物を飼育観察、場合によっては研究するための水槽です。

一方、アクアリウムは、鑑賞することを目的とした水槽のことを指します。
美しいレイアウトを組んで華やかな水槽を作ったり、ネイチャーアクアリウムのように自然界の風合いを再現したりなど、インテリア性の高い水槽を作り、水槽全体を一つの作品として楽しむものです。

アクアリウムとは?

アクアリウムaquarium)は、水生生物の飼育設備を指す。水族館のような大型施設から個人宅に設置するような小規模のものにまたがる概念である。日本ではその中でも特に、観賞用に熱帯魚(観賞魚)や水草などを飼育・栽培すること、またはそのために構築された水槽を含む環境を指すことが多い。この愛好者は「アクアリスト」とも呼ばれる。

魚に関しては、観賞魚または熱帯魚を、水草の扱いに関しては水草の項を参照。

アクアリウム – Wikipedia

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熱帯魚水槽とアクアリウム、それぞれの水槽作りのポイントと実例について

熱帯魚水槽とアクアリウムの違いについて、学んだところで、今度は水槽づくりのポイントの違いと実例を見ていきましょう。

熱帯魚水槽のポイントは飼育水!

熱帯魚水槽のポイントは、生き物が生きていく為のより良い環境を整えてあげることにあります。

水槽の中で整えるべき環境、それは飼育水です。
熱帯魚水槽において、しっかりとした飼育水作りは欠かません。何よりも重視していただきたいポイントになります。

では、生き物にとってより良い飼育水とはどんな飼育水でしょう?
それは、生き物にとって居心地が良い、病気にかからずに長生きできる水ではないでしょうか。

そんな水を作るのに欠かせないのが、ろ過システムです。

ろ過システムとは?ろ過の役割

生き物の糞や餌の食べ残しなどの有機物が溜まることで水質が悪化し、水は汚れていきます。

汚れてしまった水では、生き物が生きていくことはできません。

自然界では、有機物を食べて分解するバクテリアが多く存在し、きちんとした食物連鎖が成り立っていることから、水は汚れずに綺麗な状態を保つことができます。

水槽の中でもこの食物連鎖は行われていますが、限られた空間の中では分解が追い付かず、水が汚れる原因になってしまいます。

そこで、ろ過システムの出番です。

ろ過装置を設置してフィルターに水を通すことで、水をきれいに保つ手助けをしてあげましょう。

ろ過の種類

ろ過には大きく分けて3つの種類があります。

  • 物理ろ過…スポンジやウールマットに水を通すことで、物理的にろ過します。
    生き物の糞や餌の食べ残しなど、目に見えるようなゴミや汚れはこれで取り除くことができます。
  • 化学ろ過…活性炭やゼオライトなどがもつ、汚れや臭いを吸着する力を利用して、目に見えないアクや、カビなどの悪臭の元を取り除きます。
  • 生物ろ過…ろ過の中でも一番大切な役割を果たしているのがこの生物ろ過です。
    フィルターの中に有用なバクテリアを繁殖させて、水の汚れの原因となる有機物を分解し、水をきれいに保ちます。

3つのろ過がしっかりと作用することで、水をきれいに保ち、生き物が暮らしやすい飼育水を作り出すことができるのです。

ろ過についてさらに詳しく知りたい方はコチラ↓


熱帯魚水槽におすすめのフィルター

フィルターには、上部式フィルターや外掛け式フィルターなど様々な種類がありますが、熱帯魚水槽におすすめしたいのは外部フィルターです。

外部フィルターは、フィルターの中でもダントツでろ過能力が高いのが特徴です。
飼育水に重きを置く熱帯魚水槽にはぴったりのフィルターといえます。

エーハイム クラシックフィルター2213 ろ材付セット

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熱帯魚水槽の実例

それではここで、生き物を最優先に考えた熱帯魚水槽の事例をご紹介しましょう。

スッポンモドキの水槽

歯科医院に設置されている、熱帯魚水槽の実例です。
成長すると大きくなるスッポンモドキ(亀)を飼育するために、120cmの大型水槽を設置しました。
スッポンモドキのみのシンプルな水槽ですが、スッポンモドキの愛らしさを存分に観察できる作りになっています。

クマノミやイースタンクラウンフィッシュの泳ぐ海水魚水槽

個人宅に実際に設置された海水魚水槽の事例です。
コケに覆われてしまった水槽をプロの力できれいにメンテナンスしました。
熱帯魚の暮らしやすい環境を整えることは熱帯魚水槽において一番大切なことです。
コケの生えずらい水槽を目指したいですね。

古代魚ポリプテルスの水槽

個人宅に設置された古代魚の淡水魚水槽の事例です。
生きた化石ともいわれる古代魚、ポリプテルスの姿を思う存分観察できるシンプルな作りの水槽です。

アクアリウムのポイントはインテリア性!

アクアリウムでは、インテリア性や見た目を重視してレイアウトを組んでいきます。

水草や流木などの基本的なアイテムを使うのはもちろんのこと、オブジェを設置したり、LEDライトを使った光の演出行ったりと、水槽を美しく魅せるための様々な工夫を凝らして水槽を作り出していきます。

その代表的な例が、アートアクアリウムです。

アートアクアリウムは、名前の通りアートとして芸術を楽しむ水槽です。
もちろん、水槽内の生き物のことを大切に考えていない…という訳ではありませんが、「アート」「美しい」「幻想的」など見た目の印象を最重要事項として水槽作りを行います。

アートアクアリウムについてはコチラ↓


アクアリウムの実例

インテリア性に富んだ、アクアリウムの実際の事例をご紹介していきましょう。

アクアリウムのレイアウトの組み方についてはコチラ↓



水草を使った120cmのネイチャーアクアリウム

オフィスに設置されたアクアリウムの実例です。
水草をたくさん配置することで、美しく幻想的な水槽に仕上がりました。
自然の美しさを水槽の中に再現しています。

大型淡水アクアリウム

オフィスに設置されたアクアリウムの実例です。
大型の水槽にはたくさんの水草が茂り、アクアリウムならではの癒しの空間を作り出しています。
色鮮やかな熱帯魚が華やかです。

大型海水アクアリウム

整形外科の待合室に設置されたアクアリウムの実例です。
ライブロック(岩)を大胆に配置し、自然の生み出す優雅な海を再現しました。
色とりどりの海水魚が泳ぐ幻想的な水槽です。

まとめ:熱帯魚水槽とアクアリウムの違いとは

熱帯魚水槽とアクアリウムの違いについてご説明しましたが、いかがだったでしょうか?

どちらも水槽で生き物を飼育する趣味という点には違いはありませんが、その目的や役割は全く異なるものです。

違いを理解しておくことで自分の理想とする水槽が明確になり、やるべきことや改良点がはっきりと見えてくるのではないでしょうか。

皆さんの目指す水槽は熱帯魚水槽とアクアリウムどちらでしたか?

どちらにもそれぞれの魅力がたくさんあります。
理想とする水槽を目指して、改善を重ねていきましょう!